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東京都T類B/特別区T類[事務]本試験<2007年5月6日実施>傾向分析

試験DATA(平成19年度)
東京都T類と特別区T類の1次試験が5月6日(日)、同日実施された。
東京都の事務系大卒レベルの試験は,従来はT類・U類と二度受験のチャンスがあったが,今年からU類が廃止され、新卒対象の試験はT類Bという試験区分に統一された。なお,新たに設けられたT類Aの試験区分は,大学院終了者や社会人経験者を対象とした試験区分である。
東京都T類Bは、全受験区分で3,795名が受験し、うち「事務」区分の受験者は2,718名(昨年比979名減)。また、「事務」の受験率(申込者のうち受験した人の割合)は63.6%と、昨年度の64.9%をやや下回っている。一方、特別区T類の「事務」区分は、採用予定者数が昨年の490名程度から610名程度と大幅に増加したが、受験者数は125名減の5,842名。ただし、受験率は77.9%と昨年の76.6%を1.3ポイント上回った。

東京都T類B
試験区分 採用予定数 申込者数 受験者数 受験率
(受験者数/申込者数)
事務 300名程度 4,271名 2,718名 63.6%
技術 85名程度 473名 298名 63.0%
専門 96名程度 1,009名 712名 70.6%
獣医 8名程度 86名 67名 77.9%
合計 489名程度 5,839名 3,795名 65.0%
※「技術」は、土木、建築、機械、電気の4職種。
※「専門」は、環境検査、林業、心理、福祉A・C、衛生監視、薬剤A・B、看護師の8区分。

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特別区T類
試験区分 採用予定数 申込者数 受験者数 受験率
(受験者数/申込者数)
事務 610名程度 7,518名 5,847名 77.8%
土木造園(土木) 51名程度 423名 315名 74.5%
土木造園(造園) 8名程度 91名 82名 90.1%
建築 42名程度 196名 146名 74.5%
機械 9名程度 66名 49名 74.2%
電気 8名程度 72名 55名 76.4%
福祉 10名程度 280名 216名 77.1%
衛生監視(衛生) 43名程度 207名 164名 79.2%
衛生監視(化学) 3名程度 102名 68名 66.7%
保健師 56名程度 485名 413名 85.2%
合計 840名程度 9,440名 7,355名 77.9%
※「技術」は、土木、建築、機械、電気の4職種。
※「専門」は、環境検査、林業、心理、福祉A・C、衛生監視、薬剤A・B、看護師の8区分。


問題傾向分析(平成19年度)
[都庁T類B]
【専門科目】
T類B区分は昨年まで行われていたT類の形式を引き継いでいるが,大きく変わった点として,専門科目の出題数が55題となり,かつ1科目の問題数が5問に統一されたことが挙げられる。選択問題数は40題と従来どおりなので,選択の幅は昨年までより広がったといえる。なお,出題科目の変更や増減はなく,「憲法・行政法・民法・ミクロ経済・マクロ経済・財政学・会計学・政治学・行政学・社会学・経営学」の11科目である。難易度は,昨年のT類に比べて全体的に易化した。法律科目では,昨年まで多かった難問の比率が低下し,経済科目においても「易〜標準レベル」の問題が増加している。行政学は1問を除いて平易な問題。また,今年から問題数の顕著に増加した「会計学」だが,国税専門官の過去問と形式の似た問題が多く,国税と併願する受験者は対策がし易くなった。
東京都の問題は,難問と易問が鮮明に分離している特徴が以前からあるが,その傾向はT類Bとなった今年も変わっていない。しかし,大部分の科目で難問の比率が低下したことに加えて,全体の出題数が5問増加して選択の幅が広がったことを考え合わせると,専門科目の合格ラインは昨年よりかなり高めになるであろう。

[特別区T類]
【専門科目】
特別区事務系専門科目の出題形式には特に変更がなく,従来と同じ「50題中40題選択」の問題選択制で実施された。出題科目の内訳にもこれといった変更がなく,都庁T類Bとの相違点は,「会計学」の代わりに「労働法」が出題されることぐらいである。難易度の点でも,昨年あたりから都庁との難易差を徐々に縮めてきており,今年は,科目により都庁T類Bの問題との難度差はなくなっている。法律系科目は昨年並みかやや易しめ。特に行政法は都庁・特別区ともに易化している。経済系科目は一部に骨っぽい問題があるものの,全体としては昨年並みか若干易しめ。行政学も易しい問題ばかり。経営学は昨年のような奇をてらった問題は消滅。

【教養科目】
難易度は昨年より易しめあるいは昨年並みで形式的にも特に変わった傾向は見受けられない。