プロフィール
34歳。男性。私立大学心理学部卒業。精神保健福祉士の資格を持ちながら、精神障がい者と関わっているうちに、専門職のバーンアウトと精神障がい者との関わりについて新たな観点を得たいという思いと心理検査について学びたいという思い、また以前基礎心理学の大学院の研究室にいて、大学院進学を挫折した経験もあって、心理学を深く学びたいという思いに駆られて受験を志しました。
帝京平成大学専門職大学院臨床心理学研究科臨床心理学専攻Ⅱ期で合格しましたが、筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群(博士前期課程)心理学学位プログラム(心理臨床学サブプログラム)に不合格でした。
元々、臨床心理学において働く人のメンタルヘルスを研究したいという気持ち、また国公立大学というところもあり学費も安かったため、筑波大学を志望していました。精神保健福祉士の養成校でスーパービジョンを受けていて、そこのスーパーバイザーに「公認心理師の受験資格を得るために大学院進学を考えている」と伝えたところ、「帝京平成大学も考えてみないか」と言われました。持ち帰っていろいろとネットで調べてみると、専門訓練実践給付金もあり、学費の補助が雇用保険から出るところなど生活面で安定も見込めることや大学院説明会で1人1人に丁寧なスーパービジョンと教育体制を整えているというところに魅力を感じたので、帝京平成大学も志望校に選びました。
KALSを知ったきっかけと受講コース
KALSには、公認心理師学部課程のときに説明会に坂井先生がいらっしゃったことから存在を知り、当時は独学で大学院入試対策をしていましたが、なんとなく行き詰まりを感じていて、オンラインでもKALSで学べることができることを知り、入塾しました。受講コースは「心理系大学院速習コース」を選びました。受験校で課された内容は英語(筑波、帝京平成共通)、用語論述(筑波、帝京平成共通)、小論文(帝京平成)、グループディスカッション(帝京平成)、インテーク面接(帝京平成)、個別面接(筑波、帝京平成)でした。得意分野は関係行政論、心理学統計、英語。苦手分野は、社会心理学、心理学史でした。KALSのオンラインの授業は週末に2~3本みて、「心理学概論」、「臨床心理学論述演習」の課題を1か月に2~3講を提出していました。「心理学統計学・研究法」は流し見で、分散分析の交互作用の部分だけよくわからなかったので繰り返し見ていました。「心理学概論」、「心理学」は帝京平成、筑波の過去問を見て、たくさん出るなと感じたところは繰り返し見て、疑問点をなくすように心がけました。新宿本校開催の入試対策ガイダンス内で模擬授業を受けた時に、KALSのテキスト以外にもおすすめの分厚い心理学のテキストを3冊用意したほうがよいといわれたので、『心理学(有斐閣)』、『臨床心理学(有斐閣)』、『心理学概論 第2版(ナカニシヤ出版)』を用意して辞書代わりに使ったり、特に有斐閣のテキストは熟読したりしました。不得意科目を攻略するためには、KALSのテキストに加えて心理学のテキスト3冊の社会心理学の部分を何度も繰り返し熟読しました。得意科目の心理英語に関しては、大学受験の英語の勉強法を踏襲し、テキストの問題を制限時間を縮めながら何度も解いて、繰り返し音読するようにしました。細かい文法は出題されなかったので、なんとか乗り切ることができました。単語力については『心理院単(ナツメ社)』で補強しました。関係行政論は元々精神保健福祉士の実務で福祉新聞やインターネットの情報を閲覧していて、そちらで動向を追っていました。また、ニュースや新聞は欠かさず見るようにしていました。
1日の勉強時間
1日の勉強時間について、私の仕事は午後から始まることが多かったので、平日は午前中にカフェに行って勉強をしていました。休日は自宅でKALSの講義動画を見るほか、課題等については自宅ではあまり集中できなかったので、カフェで取り組むようにしていました。休日の勉強時間としては8時間くらいだったと思います。
モチベーションとチューターカウンセリング
私は、筑波大学と帝京平成大学のⅠ期に落ちているのですが、さすがにそのときはモチベーションが落ちてしまい、社会保険労務士になろうかと思いテキストまで買いました。でもあきらめずに帝京平成大学の過去問を解き続けたことで、最終的に合格できました。オンライン受講でもチューターカウンセリングを利用することができたので、チューターさんに模擬面接や研究計画書、志望理由書の添削のアドバイスをもらったことと、不合格が続いたときにモチベーションをどうやって上げるかについて相談して、アドバイスをいただいたことは大学院合格につながったかなと思っています。
受験アンケートの閲覧も役に立ちました。特にグループディスカッションについての情報を持っていなかったので、こういう風にグループディカッションが行われるのかと知ることによって、本番でも落ち着いた対応ができました。また、チューターさんにインテークの面接をお願いしてもらったことで、本番でも落ち着いた対応ができたので、よかったなあと思いました。
これからの目標
私は今帝京平成大学で学んでいますが、将来的にこの分野で活躍したいという目標は決まっていません。クライエントの支援はもちろんですが、クライエントをとりまく支援者も支援できるような存在になりたいと考えています。今のところ、先生とも話していて、総合病院の心理職になろうかなと考えています。そのためにまずは内部実習や外部実習で会うクライエントから多くのことを学び、クライエントのために自身を研鑽して心理職としての心構えを作っていきたいと思っています。受験は本当に入口だなあと改めて感じています。大学院に入ったら、いろいろな学びを積んできた同期から学ぶことは多く、同期と出会えてよかったなと感じています。毎日同期や先生方から叱咤激励される日々ですが、いろいろな刺激を受けて心理職として成長できたらいいなと感じています。
これから受験する方へ
これから大学院を目指す皆さんは、自分が果たして合格できるのか、不安だと思います。私もずっと不安でした。筆記で受かっても面接で落ちることもあるし、どうやったらいいんだと思いながら過ごしていると思います。私からのおすすめは、まずは大学院の説明会に出ること、そして過去問からどうやったら効率的に勉強して合格できるのか逆算することです。私は過去問からの逆算がうまくできなかったから筑波大学は合格できなかったのかなと思っています。私の失敗を踏まえた上で、皆さんは第一志望の合格ができることを心から願っています。また、KALSには様々なチューターやスタッフがいます。もし何か少しでも不安なことがあれば、チューターやスタッフや講師を活用してほしいと思っています。少し厳しいことをいうかもしれませんが、大学院に合格したら終わりではありません。大学院に合格したら、授業や課題、心理検査などいろいろ覚えることもあります。また、みなさんのほとんどが公認心理師や臨床心理士を目指すでしょう。その道のりも決して容易くはないと聞きます。そして、大学院を修了したら現場に出ます。現場に出れば現場でのルールややり方を覚えなくてはいけないので大変です。それらを乗り越えるための1つのハードルとして、大学院受験があると思っています。決して簡単な道のりではないと思いますが、頑張ってください。いつかどこかで仲間として会えたらうれしいなと心から思っています。今はきついと思いますが、いつかは先がみえるのではないかなと思いますし、先が見えない不安を抱えて、クライエントは目の前に現れます。もしかしたら、あなたが経験したことがクライエントの理解につながる時が来るかもしれません。