自己紹介
女性。神戸市内の私大 人文学部を卒業後、外資系企業の客室乗務員として勤務。結婚後は専業主婦として子育てをしていた。2024年10月より1年間の受験期間を経て、明星大学大学院 心理学研究科 心理学専攻、帝京大学大学院 文学研究科 心理学専攻に合格。
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心理学を学び直そうと思ったきっかけ
2007年に神戸市内の私立大学の人文学部を卒業後、外資の客室乗務員として勤務し、結婚後は専業主婦として子育てをしていました。発達障害傾向にある配偶者との関係に悩む中、専門家の力を借りながら心理学の勉強をしたことが役に立ちました。また、経済的に自立をしていないことが、精神的に自立することを妨げていると感じました。職についていたのがかなり前のことになり、キャリアのなかった私は、資格を取らないと安定した職に就くことはできないと考え、せっかく自分なりに勉強してきたことを無駄にしたくないし、私が心理的知識を得て前に進めたように、今度は私が援助する側として社会貢献に携わりたいと考えました。
大学院進学と資格要件を知って
卒業した人文学部では心理の科目も取っていましたが、公認心理師を取れる単位数に満たず、では臨床心理士を取るにはどうすればいいのか調べてみると、まず大学院を卒業しないと、資格試験を受けることができないことを知ります。しかも、臨床心理士の受験資格を得るために必要な単位を履修できる大学院は限られているうえに、一年に採る人数も10名前後とかなり狭き門だと知りました。さらには心理統計学など専門的なことを学部で学んできた現役大学生と競い、社会人としての経験・知識をもって大学院卒業後に社会にどのような形で貢献できるかを証明しなければいけません。何かしらの職につき、心理学とは関係なくとも社会と繋がり、何かしらの形で社会に提供できるものがある社会人とも私は違いました。
KALS受講開始と学習の進め方
私が大学院入試を決めたのは2024年9月くらいで、急いで予備校を探して10月からKALSの受講を始めました。講義は8月から始まっていたため、オンデマンドの講義をひたすら追いかけて、実際の講義に追いつくことに必死でした。なぜ予備校の中からKALSを選んだかというと、オンデマンドで講義を復習できることが一番の理由でした。また春の受験を考えていましたので、半年コースがあることも魅力でした。8-10月は現在行われている講義に参加しつつ、オンデマンドで遅れを取り戻すことに必死でした。オンデマンドや実際の講義を聞くことは勉強になりますが、長期記憶として残すためには自宅での繰り返しの復習なしでは不可能だと断言できます。
英語と専門科目
心理専門科目と英語が主な試験科目で、私はもともと英語が得意で配偶者も外国人のため、日常的に英語を使用していたので有利だと考えていました。しかし、心理の専門用語は初めて聞く単語ばかりで、他の人に差をつけることはできません。日常的に英語は使用していますが、文法は学び直しが必要でした。大学院によりますが、大学院が定める基準値以上のTOEICの点数を提出すると英語試験が免除になる学校もあります。TOEIC試験は3ヶ月に一度くらいの頻度でありますが、結果が出るのに1ヶ月くらいかかりますし、成績証明書の原本を提出することを出願時に求められます。大学院受験を決めたときから、英語の勉強も兼ねてTOEIC試験の申し込みをすることをおすすめします。
春入試での経験と反省
2025年2、3月に、2025年の秋入試の練習も兼ねて、春入試で3校受験しました。初めての大学院受験の一次試験は、頭が真っ白になりました。語句説明問題でしたが、なるべく白紙にならないようにしました。しかしあとからよく考えてみると、内容は支離滅裂で正しい解答はできていませんでした。その後の2校は一次試験には合格しましたが、面接の準備をする余裕がありませんでした。「試験日が春入試の中でも遅めで、勉強する時間をなるべく確保できるから」という理由でこれら3校を選んだため、面接で「なぜ本校を受験しますか」と聞かれても、理論的に答えることができずに、2校とも面接試験で不合格になりました。もともと春入試は合格人数も秋入試よりさらに厳しくなるため、初めから合格に至るのは無謀なことだったともいえます。
学習時間と語句説明・論述対策
専業主婦のため、子供が学校に行っている昼間を中心に朝から晩まで試験勉強をしました。大学院の試験は選択問題のところもありますが、語句説明や、論述問題を出す大学院が多いです。暗記は大前提ですが、語句説明を100-200字で何も見ずにできるようにひたすら書きながら暗記する勉強をしました。200字で説明させる語句説明問題を5-10問出す大学院が多いです。200字の中で大事な単語を挙げていきます。それらを思い出せるように暗記し、繋げて200字で書けるように訓練しました。語句説明問題よりも字数が多く求められる論述問題は、200字程度の語句説明を2、3個繋げることで解答ができました。語句説明や論述問題の対策には河合塾KALS監修の『公認心理師・臨床心理士 大学院対策』シリーズの『心理学編』と『院試実践編』を使用しました。特に『院試実践編』は何度も復習をしました。
研究計画書と面接対策
面接対策と研究計画書作成は、互いに理論的に整合性が取れていることが重要です。例えば、実際にスクールカウンセラーになりたいかは未定だったとしても、研究計画として子供達に増えていると言われている発達障害を研究して、その研究計画をもとにスクールカウンセラーに活かしたいと述べます。研究計画のテーマをなぜそうしたか、また社会的に意義があるのかを説明できるようにします。これが面接で一番問われる内容です。大学院を選ぶ際も教育臨床や発達障害について学べる大学院を選びます。研究計画が発達障害や教育分野なのにも関わらず、自分の研究計画とは関係のない大学院を闇雲に選んで受験すると、一次試験に合格しても、二次試験の面接で理論的に答えることができずに不合格になってしまいます。春入試ではこのような失敗を経験したので、半年後の秋入試では反省を活かして面接対策にも力を入れました。面接では心理専門用語を使いながら、専門知識を習得していることをアピールしました。自分が心理専門家として将来、貢献できることは何か、ニュースなどにも注目しながら考えを述べられるようにしました。チューターさんとの面接練習も参考になりました。客観的観点からの意見は一人で黙々と勉強をし、考える受験生に必要な要素の一つです。自己のことをいかに客観的に思考できるかを面接では見られます。客観性は心理専門家として対人援助に必要な要素だからだと考えます。秋入試は春入試に比べて募集人数も多いので、きちんと受け答えができれば合格しやすいと思っていましたが、それでも最初に受験した数校では面接で不合格になりました。やはり一筋縄ではいかないと感じ、一次試験対策と同じくらい面接試験対策にも力を入れたことで、初めての合格をいただきました。その後は自信と安心感から、続けて合格をすることができました。