合格者インタビュー【大学生 Aさん】 公認心理師・臨床心理士大学院 入試対策講座

身を入れて勉強を始めたのは4年生の4月からです。最初は自分で勉強しようかと思ったのですが、研究計画書や面接対策が心配になり、予備校に通うことにしました。KALSの説明会に参加し、研究計画書指導が充実している点や、大学院生のチューターさんがいてお話し出来る点、合格者のデータが蓄積されている点などが気に入り、入校を決めました。

授業の予習は特にせず、講義を聴きながら専門用語の意味、説明をノートにまとめていきました。一つの用語にルーズリーフ1枚を割り当て、あとで参考書をみて説明を書き足したり、まとめたものを読み返したりしました。書くと理解や暗記が進みますし、あとで「これだけやった」という自信にもなります。私にはこの方法が合っていたと思います。

有斐閣の臨床心理学のテキスト、心理学検定の『基本キーワード集』が使いやすかったです。統計の勉強には、東京図書の『教育・心理系研究のためのデータ分析入門』が役に立ちました。

KALSの授業を活用するほか、過去問を解いたり、海外の心理系Webサイトの記事を読んだりしていました。英文を読むことが勉強の中心で、あとは電車の中で単語帳をぱらぱら眺めていました。

予習の段階で30～40分かけてテキストの問題を解き、その後授業を受けて、復習するという流れです。復習では単語を見直し、もう一度さらっと英文を読む感じでした。一つの英文を長時間かけて勉強するのではなく、いろいろな英文に触れ、数をこなすことを心掛けていました。

予習は特にせず、今の自分が何を書けるか試すつもりで受講しました。提出用の練習問題があって先生が添削してくださるのですが、戻ってきた答案を家で見直し、よくなかったところを頭に入れるようにしました。書き直しはしませんでした。

4～5月は、授業のほかに1、2時間くらいでした。6月以降は5～6時間勉強していました。卒論もあったので、週に1、2日は勉強しない日もありました。

決めたのは6月ごろです。研究テーマに合う先生がいるところを選びました。まずKALSでもらった冊子からよさそうなところをピックアップし、Webで調べ、KALSの先生やチューターに話を聞いて絞り込んでいきました。

立教は2校合格したあとに受験したのですが、英語の辞書の持ち込みができなかったり、グループ面接があったりするので、少し不安でした。筆記はあまり手ごたえがなかったのですが、通過することができました。グループ面接は、先生が15人くらい見守るなか、5人のグループで話し合いをしました。個別面接は6人くらいの先生から、研究計画について突っ込まれました。

ついに行けるんだ、がんばるぞ、という気持ちです。心理の専門家になり、自分に向き合って進んで行くクライエントさんを支援したいとずっと思ってきました。きちんと技術を習得できるかなと思うこともありますが、楽しみのほうが大きいです。

卒論や仕事で忙しいと思いますが、勉強時間がとれないことに焦らないでください。疲れたら合格後のことを考えたり、心理学の楽しさを味わったりして、モチベーションを保ちながら頑張ってほしいです。