試験概要
- 医学部学士編入学とは、どんな制度ですか?
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大学卒業者を医学部に編入学させ、医学教育を受けさせる制度です。
現在、27校の国公立大学で本制度が実施されています。対象は学士(取得見込み者も含む)ですが、国立大学のうち、筑波大学、群馬大学、高知大学、大分大学は学士でなくとも受験が可能です。編入学時期は2年次前期編入学となります。
島根大学は、歯科医師、獣医師、薬剤師のいずれかの免許を保持する方のみ3年次前期編入が可能です。 - どのような人材を求める試験ですか?
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医学を学ぶことに対する明確な目的意識や強い志を持つ者が求められています。
大学によって、研究医を求めたり地域医療に貢献する医師を求めたりといった違いはありますが、根本はどこでも変わりません。 - 学歴・年齢・学部成績は合格に重要な要素ですか?
- 筆記および面接で高得点を取ることの方がよほど重要な要素です。
- 編入学試験と一般入学試験の違いは何ですか?どちらがお勧めですか?
- 重要科目と面接のウェイトが違います。これらの得意不得意が基準となります。
- そもそも「生命科学」とは何ですか?高校生物とは違うものですか?
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高校生物を基盤として、人体に関連する部分を深めた科目と考えてください。
生命科学では、分子細胞生物学を中心に、生化学,生理学,神経科学,免疫学,組織学まで多岐にわたり出題されます。実戦シリーズのレベルは、分子細胞生物学の分野に限ると、「Essential細胞生物学」や「ワトソン遺伝子の分子生物学」程度と考えてください。
KALSでは基礎(高校程度)・完成(大学1年程度)・実戦(大学2年程度)の3シリーズが設置されています。各シリーズの難易度は、次のように置き換えて頂いても構いません。
基礎:人体に関連する内容を中心に高校生物を学ぶ
完成:高校生物と生命科学をつなぐ
実戦:生命科学を学ぶ
受験校選択
- 何が受験校選択の基準となりますか?
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試験科目を検討しましょう。
編入学試験は、試験科目で3つの型に分類できます。
Ⅰ型:英語+生命科学
Ⅱ型:英語+生命科学+物理化学
Ⅲ型:英語+生命科学+物理化学+数学 - 物理・化学は勉強するべきですか?
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志望校を増やしたければ勉強するべきです。
高校範囲だけでも物理・化学をおさえておくと、受験可能校がかなり増えます。ただし、主要科目(生命科学と英語)の成績が伸び悩んでいるようであれば、まずはそちらの成績向上に努めてください。
主要科目の成績が安定しており、かつ時間に余裕のある方であれば、文系理系を問わず、物理・化学の勉強をすることをお勧めします。 - 2教科での受験をするか4教科での受験をするかで迷っています。
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2教科で受験する場合、生命科学は当然ですが、TOEFLにおいて高得点が必要となるなど、一般的に英語の能力に関してもかなり高いものが求められます。
4教科で受験する場合、物理化学を含めた平均的な学力が必要となる分、2教科受験と比べて英語の負担は減ると考えられます。
また、受験倍率の面からも、大学レベルの物理化学を対策していると4教科受験の方が圧倒的に有利ですので、物理・化学の履修歴のある方は4教科での受験をお勧めします。 - 何校くらい受験するのがベストですか?
- 人によって大きく異なりますが、5~10校程度受験されている方が多いです。
KALSの活用方法
- KALSの魅力はどのような点にありますか?
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合格実績があり、カリキュラムが充実しており、試験情報が豊富な点です。
KALSからは毎年150名程度(延べ人数)の合格者が出ています。カリキュラムという観点では、編入学試験合格への最短ルートを辿ることができるようになっています。試験情報という観点では、過去問は再現問題を含め、充分量がストックされています。過去の面接情報も必要な時に閲覧することが可能です。 - 各科目はどのシリーズから受講を始めるべきですか?
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バックグラウンドによって変わってくるので、体験受講をして決めてください!
生命科学について、高校生物を履修されていない方・自信のない方は基礎シリーズから、自信のある方は完成シリーズから始められることが多いです。英語についても、自信のない方は基礎シリーズから始めておられます。選択を迷われている方には、テキストの閲覧と体験授業をお勧めします。同時に通学かオンラインかという選択もありますが、オンラインでも質問書サービスの活用や校舎利用等が可能なので、特に不利を感じることはないはずです。 オンライン講座の体験受講はこちら - KALSが実施している医学部学士編入の模試は受けるべきですか?
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模試は必ず受けましょう。出願校選定の指標にもなります。
模試を受けることで、自分の現状を把握することができます。KALSでは、模試の統計データから、生命科学と英語の偏差値や総合偏差値で、どの程度あれば実際に合格しているのか分析・把握し、受講生指導に活かしています。このようなお話は、ガイダンスなどの説明会で行いますので、ぜひ一度、ご来校ください。
ガイダンスはこちら
科目別対策と出願準備
- 生命科学はどのように勉強するのがいいですか?
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徹底してKALS教材を反復学習しましょう。
生命科学は、KALSからシリーズごとのテキストに加え、ワークブック、要項集など、多数の教材が配布されます。さらに、毎回講義の確認テストや復習テスト・実力テストなど演習の機会も豊富です。KALS教材群を繰り返し学習することが、合格への一番の近道です。 - 英語はどのように勉強するのがいいですか?
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「①単語暗記+②下線部和訳の訓練+③背景知識の習得」は必須です。
出題形式は、下線部和訳と内容説明がほとんどなので、基本的には①~③をおさえておけば充分です。KALSでは基礎シリーズ・完成シリーズを通してこれらの学習に加え、演習の対策も可能です。単語学習については、大学受験レベルの単語集も1冊仕上げてください。また、出願時にTOEICやTOEFLなど外部試験のスコア提出を求める大学が増えており、今後も増えていく可能性がございます。どのようなスコアが必要かは大学により異なるので、正しい情報をキャッチして早めにスコアを獲得しておきましょう。 - 物理化学はどのように勉強するのがいいですか?
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受験する大学のレベル・傾向に合わせて上手に教材を利用しましょう。
4教科型の中でも高校レベルの物理化学を中心とした出題傾向の大学については、基礎シリーズの物理入門講座・スタンダード物理、スタンダード化学を受講することで対策が可能です。テキスト・ワークブック、確認テストや復習テストを上手に使って、ご自身のレベルに応じた対策を進めていきましょう。一方、大学レベルの物理化学の知識を必要とする4教科型大学は、大学により出題範囲の幅が広いですが、過去問を中心としたKALSの物理化学シリーズで効率的に学習できます。物理化学シリーズについても、5つの分野に分けて作成されたテキストに加え、ワークブックが教材として配布されます。さらに、毎回の講義に付随する確認テストやテストエンジン※(※コース受講者のみの特典)など演習の機会も豊富です。 - 自己推薦書の作成はどのように行うのがいいですか?
- 書いた原稿を複数名に読んでもらった上で、加筆修正を行ってください。
- 推薦書は誰に頼むのがいいですか?
- 大学教員をはじめとして、信頼できる方にお願いしてください。