「管理職経験がない」は不利?大丈夫?専門家がズバリ回答!
- 主任講師:河合塾KALS 鄭 龍権
- 作成日:2025/5/27
国内MBAやMOTを目指す社会人の方、あるいは学生の皆さん。「まだ管理職の経験がないんだけど、入試で不利にならないかな?」「立派な業務実績がないとダメ?」そんな不安を抱えていませんか?インターネット上の情報に惑わされたり、自分には実績がないと思い込んでしまったり...。
管理職経験がなくても問題ない理由
今回は、多くの受験生が抱えるこの共通の疑問について、自身の経験に基づいて明確に解説します。
結論から言うと、「管理職じゃないから立派な業務実績がない」という方でも、基本的には問題ないと考えてください。これは非常に心強い言葉ですね。
なぜ問題ないと言えるのでしょうか?その理由は、ビジネススクールを受験する方の多くは、管理職を経験されていない方が多いからです。具体的には、ビジネススクールのボリューム層とされる年代は30代から40代前半ですが、全日制のプログラムであれば、もう少し若く20代後半の方々も多く受験しています。こうした方々の中には、まだ管理職の経験がない、あるいは実務経験が少ないという方も当然いらっしゃいます。
実績とは肩書きや役職だけじゃない
したがって、管理職の経験がない、あるいは実務経験が少ないからといって、「実績を書けない」ということは全くありません。大切なのは、肩書きや役職ではなく、「積極的に皆さんがこれまでに経験されたことを実績としてまとめていただくこと」です。
学生も経験を「実績」としてアピールできる
さらに、学生の方についても言及したいと思います。全日制のプログラムなどを目指す学生の方は、企業での管理職経験はもちろんありません。しかし、学生の方もサークル活動や学業で何をしたのかを、十分な実績としてまとめることができるのです。学生の方も、自信を持ってご自身の経験を実績としてアピールしてほしいと思います。
「経験」こそがMBA/MOT入試の実績になる
つまり、「管理職経験がない=実績がない」という考え方は誤りです。あなたのこれまでの仕事での取り組み、プロジェクトでの役割、学業での成果、課外活動でのリーダーシップなど、あなた自身が経験し、成果を出したこと、そこから学んだこと全てが、MBA/MOT入試におけるあなた自身の実績となるのです。
管理職経験の有無で悩んでいる方、自分のキャリアに自信が持てないと感じている方へ。この記事でお伝えしたのは、動画のごく一部です。あなたのこれまでの経験をどのように「実績」として整理し、説得力のある書類や面接でのアピールにつなげるか。その具体的なヒントや、さらに詳しいアドバイスは、ぜひ動画本編で私から直接学んでください。あなたの持つ経験の価値に気づき、自信を持って入試に臨めるようになるはずです!