大学院を選ぶポイント
MBAの道を歩む際には、「経営学を極める」といった明確な意思と、自分が将来どのようなbusiness personを目指していくのかという点を考える必要があります。MBAごとの特徴と、自分が目指している目標がどの程度近いものかを考えながら、選択を行うことが大切です。
教育方針が自分の目的に合っているか?
例えば、慶應義塾大学大学院(KBS)では、ケースによるディスカッションに重点を置いているのに対して、一橋大学大学院 経営管理研究科 経営分析プログラムの場合には理論的な枠組みをまず押さえることに重点がおかれ、全くアプローチの仕方が異なっています。
講師陣の実績をチェック
スタッフが誰であるのかも重要なポイントです。常勤教員に実務経験者が多いのか、どの程度の教育実績がMBAとしてあるのか、非常勤講師にどんなメンバーがいるのか等を確認することが大切ですし、自分がやりたいと思っている領域、事業分野に関する専門家がいるのかどうかということも調べておく必要があります。
全日制?or 夜間週末?
現在の国内MBAは大きく分けると2つのパターンがあります。1つは働きながら学ぶことができる夜間および土日開講のMBA(筑波大学大学院、早稲田大学大学院、神戸大学大学院等)と、フルタイム(昼間制)(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科、一橋大学大学院 経営管理研究科 経営分析プログラム、京都大学大学院など)のMBAに分かれます。個人の事情によって時間帯の選択を行うことになります。
学費も無視できない
学費についてですが、国立と私立のMBAでは大きく異なります。前者は年間60万円程度であるのに対して、後者は千差万別です。安いところでは、100万以下で収まるMBAもあるようですが、実際は結構かかるようです。
このように、国内MBA選択のポイントについてまとめましたが、おそらく時間帯から決め、次に、各個人のニーズと学校の特徴を睨みながら、具体的な学校選びを進めることになるかと思います。