プロフィール
40代、女性。高校卒業後、接客業やWEB関連業などで勤務。40歳を過ぎてから通信制大学に入学し、4年次の秋頃から約1年間受験勉強を行う。2025年9月学習院大学人文科学研究科臨床心理学専攻に合格。
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心理への関心と通信制大学への入学
若い頃から特別な夢を持っていたわけではなく、働き始めてからもビジネスへの関心は高くありませんでした。一方で、職場の人間関係を良くすることや、精神的に不調な同僚をケアすることなど、人の心理には常に関心があり、いつか心理に関わる仕事に就きたいと漠然と考えていました。
40代で結婚したことをきっかけに、学費の負担が少なく入試のない通信制大学の心理学部に入学しました。通信制ではありましたがスクーリングもあり、楽しみながら順調に単位を修得し、4年間で卒業できる見通しが立ちました。大学で心理学を学ぶ中で、この分野が自分に合っているという確信を持つようになり、将来を考えて資格取得の必要性も感じ、大学院進学を決意しました。
外部大学院を受験することにした理由
ただ、在籍していた大学の大学院は自分の関心分野とやや方向性が異なっていたこと、通学距離の問題もあったことから、外部大学院を受験することにしました。また、自身の知識量に不安があったためストレートでの進学は諦め、卒業後に約半年間、受験勉強に専念する期間を設けました。
パーフェクトコースを選んだ決め手
2024年11月にKALSの心理系大学院パーフェクトコースに入会しました。他の塾も見学しましたが、通学制の塾の方がモチベーションや緊張感を保てると感じたこと、説明会で坂井先生や事務局の方のお話に信頼感を持てたことなどが決め手でした。実際には効率を重視して自宅で授業収録動画やオンライン生向け動画を視聴することが多かったのですが、時折登校して生の空気に触れられたことは、良い刺激になりました。
心理学概論と英語長文読解から受講を開始
受講は「心理学概論」と「英語長文読解標準編」から始めました。心理学概論は、大学では十分に触れられていなかった内容も含まれており、非常に網羅性が高く助けられました。英語については当時TOEIC600点程度でしたが、最初は授業についていけず、一度市販のテキストを一周し、アプリで単語力を補強してから再度取り組みました。
心理学・臨床心理学論述演習・難関大学院論述対策講座
その後「心理学」を受講し、最後に「臨床心理学論述演習」を受講しました。これらは実際の受験を想定した内容で、非常に実践的でした。また「難関大学院論述対策講座」にも参加し、他の受講生の取り組みを知ることで臨場感が高まり、オンライン越しでも伝わる宮川先生の熱意に大いに励まされました。一方で、「心理統計学・研究法」や「英語長文読解上級編」は時間的余裕がなく、最後に詰め込む形になってしまいました。
最も力になった講座
受験を終えて振り返ると、私の場合は「心理学概論」と「心理学」で基礎を固め、「臨床心理学論述演習」と「難関大学院論述対策講座」で課題を提出し、フィードバックを受けたことが最も力になったと感じています。
受験期間中の生活
受験期間中は、1日10時間程度、断続的に勉強していました。息抜きをすると勉強に戻りづらい性格だったため、半年間は友人や親にも会わず、趣味の映画鑑賞も控えました。携帯電話は朝・昼・晩に一度ずつ確認し、それ以外は電源を切ってタンスの奥にしまっていました。その一方で、学んだ知識を活かし、交感神経が優位になり過ぎないよう、ストレッチや夜の散歩など意識的にリラックスする時間も取り入れました。夫が非常に協力的だったことや、途中で自分に合ったチューターの方に出会えたことも、大きな安心感につながりました。
研究計画書で苦労した点
個人的に、勉強以上に大変だったのは研究計画書、志望校選び、面接対策でした。研究計画書は早めに指導を受けて進めていたものの、途中で内容を広げすぎてしまい、規定文字数に収めることや自分自身で整理することが難しくなってしまいました。今振り返ると、もっとテーマを絞れば良かったと思います。それでも先生やチューターの方に助けていただき、文章化の補助としてAIも活用しながら、何とか出願に間に合わせることができました。
志望校選び
志望校選びでは、希望分野の教員が在籍する大学自体が少なく、レベル感の見極めにも苦労し、なかなか決断できず不安な時期が続きました。最終的には、自宅からの距離、説明会で受けた印象、受け入れの間口の広さ、試験日程などを考慮し、性格の異なる4校に絞りました。大学ごとに必要書類や手続きが大きく異なり、かなり慌ただしくなってしまったため、もう少し早く決めておけば良かったと感じています。
面接対策
面接については、もともと緊張に弱く、暗記も即興で話すことも苦手で、非常に不安でした。基本的な質問への回答を文章化してできる限り覚え、チューターの方に複数回模擬面接をしていただくことで、少しずつ慣れることができました。
カウンセリングを受けながらの受験
受験勉強と並行して、月に一度心理カウンセリングを受けていました。10回ほどのセッションを通して、「なぜ大学院に行きたいのか」という理由を自分なりに整理することができました。その理由の一つに「同じ関心を持つ仲間に出会いたい」という思いがあり、停滞したり気持ちが落ちたりした時には、その気持ちを思い出して支えにしていました。
試験本番と結果
実際の試験では、最初の大学は筆記試験を通過したものの、面接で不合格となりました。2校目の受験前日にその結果を知り、「やはり自分は面接が苦手なのだ」という思いが強まりましたが、2校目は論述問題の自由度が高く、自分には合っていたため、比較的楽しんで受験することができました。面接も教員が2名のみで、気持ちが楽だったことを覚えています。3校目の筆記試験を終えたタイミングで2校目から合格通知をいただき、そこで受験生活を終えることになりました。第一志望の大学だったため嬉しさは大きかったのですが、「秋がだめだったら春も受けよう」と考えていた受験生活が突然終わり、しばらく呆然として何をして良いかわからなかったことを覚えています。本や資料が山積みになった部屋の片付けや、放置していた家事などを淡々と行い、一カ月程してからやっと実感が湧いてきました。
学び直しを終えて
家族や友人からは「大人になってからそこまで勉強するのはすごい」と言われますが、私自身は好きなことを学べることはとても贅沢だと感じています。周囲の支えによって得られたこの学びの機会を、今後は何らかの形で還元していきたいと思っています。
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