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九州大学大学院 合格体験記 

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プロフィール

30代,女性。公立大学国際地域学部卒業。今後のキャリアを再考する中で,2022年10月から放送大学へ編入学。臨床心理学を学び続ける決意を固め,2023年6月に退職し,放送大学へ通いながら受験勉強を進め,2024年9月九州大学大学院人間共生システム臨床心理指導・演習コースに合格。

本文

臨床心理学に出会うまで

大学は国際地域学部,仕事もシステムエンジニアと,心理学と直接関係することはない生活を送る中,今後の自らのキャリアを検討するため,もう一度ゼロから自分のしたいことを考えた。そこでカウンセラーという仕事があること,臨床心理学という学問があることを知り興味がわいた。そこで2022年10月から,まずは働きながら放送大学へ編入し,公認心理師の受験資格を得るために必要な講義を中心に受講を始めた。臨床心理学に関連した諸講義は興味深く,もっと勉強したい,カウンセラーになってみたいという気持ちが高まり,2023年6月に退職し,大学院受験の準備を本格的に始めた。志望校は,県外に出ることを前提とし,公認心理師の資格要件を満たす科目を提供する大学院の数が多く,暮らしやすそうな福岡県から探すこととした。2025年4月からの大学院生活を目指しており,1校だけでは落ちる不安もあったため2校受験することとし,研究職にも興味があったため,後期博士課程を有する九州大学大学院人間共生システム臨床心理指導・演習コースと久留米大学大学院心理学研究科の2校を志望することとした。

KALSへの申し込みと受講科目

しかし大学院受験のために何をどうすればよいのか全く分からず,まずは2023年3月にKALSのオンライン進学フェアに参加し,受験のためのスケジュール感を把握したうえで,12月から河合塾KALSに申し込んだ。KALSでは大学院入試対策講座で「心理学概論」「心理学」の2科目を単科受講として申し込んだ。単科受講とするにあたってはKALSのご担当者と相談させていただき,納得したうえで選択ができた。私は筆記試験については既に独学で進めており,特に研究計画書指導や,そのほか何が自分にとって必要なのか情報収集をしたいと考えており,単科受講をお勧めいただいた。私は当時,信越地方に住んでおり,KALSへは2回程度,講義の体験受講や受験校についての情報収集のために伺ったが,それ以外はオンラインでの講義視聴,研究計画書指導,チューターカウンセリングなどの対応をいただいた。大学院受験で最も不安だったのが研究計画書であったが,まだ研究の方向性も定まっていない段階から,指導の中で受験の際に押さえるべき点をお伝えいただき,量的研究かつ,その研究によってどのような人々への臨床活動に資することができるのかを明確にすることを注意し,研究テーマを検討し,添削を受けながら2校分の研究計画書を作成することができた。また,定期的に開催されるオンラインチュートリアルでは,その時期に受験生としてすべきことをお伝えいただき,いますべきことが明確になった。また何よりもオンライン参加ではありながら,同じ目標に頑張っている受験生が他にもいることが励みになった。さらに,模試の添削では,論述問題についても細かく添削をいただき,自分の場合はこの次にどうすればより点数が上がるのかが明確となり,何を勉強すればよいかが見えるきっかけとなった。

第一志望校の試験と受験勉強の進め方

第一志望の九州大学大学院では,臨床心理学,心理学及び心理学研究法に関する専門科目についての筆記試験と,当日提示される課題と研究計画書についての口頭試問が課されていた。受験勉強は,2023年の夏ごろから約1年かけて,研究計画書の準備と論述を含めた筆記試験の準備を中心的に行った。知識固めと論述の練習として「公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード120【心理学編】」と「公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード30【心理統計編】」また,単科受講していた「心理学概論」「心理学」のテキストを中心に利用した。それぞれのテキストのキーワード1つにつきルーズリーフ1枚で「キーワードノート」を作成し,各ページを見ればすぐにそのキーワードの内容が把握できるようにした。そのうえで別のノートを使って,繰り返し特定のキーワードについて論述する練習を行った。はじめはその言葉の定義についての説明を中心に行い,慣れてきてからはそのキーワードに関連するキーワードを含めてのテーマを,自ら決めて論述することを試みた。その際には,KALSテキストの問題や実力診断テストでの問題,また志望校の過去問を参考に,出題がありそうなテーマとすることを意識した。自身の論述で足りないところや誤りがある点については,「キーワードノート」の該当箇所にアンダーラインを引いたり,追記したりして「キーワードノート」のアップデートを都度行った。また,口頭試問の対策については,家族に協力をお願いし,研究計画書のプレゼンテーションなど口頭試問の練習を行い,試験当日のイメージアップに務めた。試験当日は想定していた課題と大きく異なる課題が出されたものの,研究計画書のプレゼンテーションではなんとか持ち直すことができた。

統計への対策

特に統計については苦手意識があり,「公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード30【心理統計編】」を中心に対策をした。理解が追い付かないところや,特に研究計画書に関連する統計手法については「基礎から学ぶ統計学(羊土社)」「心理学のための統計学入門(誠信書房)」を参考にして局所的に知識を深めるように努めた。統計の知識は大学院に入学してからも論文を読みこむ際など必要な機会が多く,気になったところだけでも統計の基礎について詳しいところまで理解を努めたことが役に立っているように思う。加えて,久留米大学では英語の論述も求められる小論文の試験があり,「心理院単 臨床心理士指定大学院入試のための必須英単語1500(ナツメ社)」を用いて,例文を読みながら単語を覚えるようにしていた。英語は比較的得意であったこともあり,文法や論述の勉強は特別せず,KALSのテストや過去問を解くことにとどめた。

スケジュール管理の工夫

またスケジュール管理に関して,受験勉強は1年と長期戦になることもあり,モチベーションを保ちつつスケジュールに沿って進めるためにも,1日の目標として「キーワードノート」に3キーワード追加,5キーワード論述の練習,心理院単5ページなど目標を定め毎日取り組むように工夫した。工夫として,キーワードの論述練習については,一日の初めに苦手なキーワードを中心に行うことで集中力の高い状態で苦手を克服できるよう,また後半では得意なキーワードを中心に実施することでその日をポジティブに締めることができた。時期によって時間をかけたいことが異なるため,スケジュールは1か月ごとに見直すこととしていた。勉強場所は,近所の図書館に併設されている自習室に出向き,バイトの有無によって1日3時間から8時間程度勉強を行っていた。できるだけ勉強は外出先で行い,家では家事やリラックスができるように,切り替えを意識した。また,試験勉強のみだと疲れてしまうため,心理学に直接関係ない小説や,「居るのはつらいよ(医学書院)」「一万年生きた子ども(現代書館)」など心理学に関連しながらも気軽に楽しく読み進められる本,また大学院に入学した際に自らの研究テーマに関連して役に立ちそうな本を読みながら息抜きを行った。もちろんその日の目標を達成したら,映画やゲームなどそのほかの息抜きなども行った。

これから大学院進学を目指す方へ

これから大学院進学を目指す方は,どう努力すればよいかわからず悩む方も多いかと思います。KALSでは漠然とした不安から,具体的な疑問質問など,研究計画書指導や個別相談,チューターカウンセリングの機会に様々助けていただきました。皆さんも不安や悩みを吐き出しながら,KALSの方々と一緒に目標を達成できるよう頑張ってください。

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