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筑波大学大学院 合格体験記 

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プロフィール

40代、女性。立命館大学文学部卒。メガバンク勤務を経て、税理士・中小企業診断士として13年間、同族企業の事業承継支援に従事。現場で痛感した「家族間の感情的葛藤」を解決するため、心理学的アプローチの必要性を感じ受験を決意。2025年10月、筑波大学大学院人間総合科学研究科カウンセリング学位プログラムに合格。

志望動機

【数字と法律だけでは解けない課題】 私はこれまで13年間、税理士および中小企業診断士として、主に同族経営の中小企業(ファミリービジネス)の事業承継コンサルティングに携わってきました。しかし、数字や法務の面から「正解」を提示しても、実際の承継がうまくいかない。その背景には、必ずと言っていいほど「親子・親族間の複雑な感情のもつれ」がありました。 合理的な判断を阻む確執や、言葉にできない想いを数多く目の当たりにし、「数字の専門家としての限界」を感じると同時に、「人の心や関係性にもっと深くアプローチできなければ、真の課題解決はできない」と痛感したことが、大学院進学を志したきっかけです。

【筑波大学大学院を選んだ理由】 志望校は、社会人が働きながら学べる環境と、組織心理等の学びが充実している筑波大学大学院(カウンセリング学位プログラム)一本に絞りました。 最終的に「ファミリービジネスにおける家族関係と事業承継の成功要因」という研究テーマに行き着きましたが、当初は不安もありました。日本においてこの分野を心理学的アプローチで扱った先行研究は驚くほど少なく、いわば「実務先行」のニッチなテーマだったからです。アカデミックな場では敬遠されるかもしれないとも思いましたが、「働く人への支援」を掲げる筑波大学大学院なら、こうした新規性のある実務的な課題設定でも受け入れてくれるのではないか―そんな大学としての「懐の深さ」に期待し、背水の陣で挑みました。

勉強方法・KALSでの学び

【完全初学者からのスタート】 心理学は完全な初学者でした。実は、KALS受講前に志望校特化の他校の講座を受けたものの全く理解できず、その年は不合格となりました。しかし、不合格判明の1週間後に坂井先生の体験講義に参加し、その論理的な解説に衝撃を受けました。「ここなら基礎から体系的に学べる」と確信し、即座に「心理系大学院パーフェクトコース」での受講を決意。2024年9月から、私の本当の受験勉強がスタートしました。

【坂井先生の講義と戦略的学習】 坂井先生の「心理学概論」は、単なる用語暗記ではなく、「なぜその理論が生まれたのか」という背景や論理的思考から解説してくださるため、初学者でも腹落ちしました。 受講相談での「科目を絞るならまずは概論」というアドバイスに従い、9月からは心理学概論、心理統計学・研究法に集中しました。特に苦手意識のあった統計に早めに取り組んだことで、直前期に焦らず過去問分析に時間を割くことができました。

【AI(Gemini)をフル活用した「社会人の時短勉強法」】 働きながらの受験での最大の課題は「時間の確保」です。私は平日の隙間時間を無駄にしないよう、生成AI(Gemini)を家庭教師のように活用しました。 具体的には、テキストで理解しづらい用語の解説や、覚えた知識をもとにした予想問題の作成、自分の論述回答の構成の添削に活用しました。また、家で集中できない時やAIへのタイピングを行いたい時は、新宿本校のWebブースを積極的に利用しました。 KALSの質の高い講義と教材をベースに、AIを補助ツールとして使うことで、独学では不可能なスピードで理解を深めることができました。

【3月からの逆転劇:チューターの戦略的アドバイス】 順調そうに見えるかもしれませんが、実は基礎固め期間が終わる3月の時点で勉強が遅れており、大きな焦りを感じていました。 その時、チューターの井上さんに相談し、「4月から8月の試験本番に間に合わせるための、社会人に特化した短期集中戦略」を伝授していただきました。「今はこれを捨てて、ここに集中すべき」という具体的な工程表をいただいたことで迷いが消え、この指導が直前期を走り抜ける大きな原動力になりました。

研究計画書・面接対策

【実務経験を研究テーマへ昇華させる】 研究計画書の作成では、「現場の課題感」をどう「研究」に落とし込むかに苦労しました。 ここで役立ったのが、坂井先生の個別指導です。「まずは面談予約を!」というアドバイス通りに相談し、「後継者の視点からプロセスを見てはどうか」といった具体的な助言をいただきました。その結果、「同族経営における事業承継成功要因としての家族関係:定量的及び定性的アプローチによる実証分析」というテーマに到達しました。AIもフル活用して先行研究を調査し、独自の尺度作成も含めた意欲的な計画書を書き上げることができました。

【口述試験本番と「直前レジュメ」の威力】 面接は12分間、面接官3名という形式で、主に研究計画について問われました。 この対策として決定的に役立ったのが、直前期に坂井先生が配布してくださったレジュメです。重要ポイントが凝縮されており、実際に関連する質問もなされました。また、実践練習としてAI(Gemini)を相手に何度も模擬面接(壁打ち)を繰り返しました。これらのおかげで、当日は驚くほど落ち着いて受け答えをすることができました。

振り返りとメッセージ

【「40代・初学者・働きながら」でも合格できる】 受験勉強中は、「時間のない初学者の社会人が1年で合格できるのか」「筑波のみの受験で大丈夫か」と不安になることもありました。しかし、KALSのカリキュラムと講師陣、チューター制度を信じてついていけば、バックグラウンドに関係なく合格レベルに到達できると実感しました。特に、過去の合格者のアンケートや研究計画書を閲覧できるシステムは情報の宝庫で、先人の実績に何度も励まされました。

【これから受験される方へ】 社会人受験は孤独になりがちですが、KALSには頼れる先生やチューター、そして同じ目標を持つ仲間(の記録)がいます。分からないことはすぐに質問し、利用できるリソース(私の場合はAIも含め)は全て使い倒すくらいの貪欲さがあれば、必ず道は開けます。 私はこれから、税理士・中小企業診断士としての実務経験に、大学院で学ぶ心理学の知見を融合させ、ファミリービジネスの現場で「数字」と「心」の両面から支援できる専門家を目指します。皆さんの挑戦も心から応援しています。

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