プロフィール
25歳、女性。聖徳大学通信教育部心理学科卒業。2023年秋頃から受験勉強を始める。当時在籍していた大学の卒業の時期で、心理師を志し勉強を始めたが、公認心理師資格の取得を目指し、聖徳大学通信教育部心理学科に編入する。2年間通信での科目履修と受験勉強を並行して行い、2025年9月立正大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻、学習院大学大学院人文科学研究科臨床心理学専攻に合格。
本文
心理職に関心を持つまでと通信教育課程での学び
以前所属していた大学では、社会学を専攻していた。地域福祉や介護について主に研究を進めている中で、介護に携わる人々の心の健康に目を向けるようになり、心理学の分野、そして心理師という仕事に興味を持つようになった。通信教育という学習形態では、時間や場所の制約が比較的少ない一方で、学習計画や進捗管理をすべて自己責任で行う必要があった。編入後は、通信課程での科目履修と並行して大学院受験対策を進めることになり、長期的な視点で学習を継続する姿勢が求められた。
KALSへの入学を決めた理由
大学院受験対策としてKALSへの入学を決めたのは、心理系大学院受験に特化した情報と教材が体系的に整備されている点に魅力を感じたためである。通信教育課程に在籍している立場から、独学のみで情報収集や対策を行うことには限界があると感じていた。KALSでは、過去問や出題傾向の分析、科目別の学習指針が明確に示されており、学習の方向性を定める上で有用であった。また、通信教育は一人で学習するという色が強く、客観的に自身がどのレベルまで勉強できているのかがわからなかったり、一緒に大学院を目指す仲間が少なかったりしたことから、KALSに通い始めた。実際、学部で学ぶ内容の復習だけでなく、入試対策に特化したテキスト、演習と定着に主眼を置いたカリキュラムによって受験の対策に関して大幅に改善された。また、自習場所の確保やともに受験を目指す仲間がいたことが、勉強する上でのモチベーションの維持にも大きく貢献した。
志望校の選定と研究計画書のテーマ決め
志望校の選定は、各大学院の教育方針やカリキュラム、教員の専門分野を比較検討した上で行った。最終的な受験校は、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース、立正大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻および学習院大学大学院人文科学研究科臨床心理学専攻、である。いずれの大学院自身の興味分野である働く人のメンタルヘルスについて専門的に扱っている教授がいたこと、実習先が充実していること、アクセスが良いこと、が選んだきっかけである。ギリギリまでどの大学を受けるか迷っていたため、過去問演習に割く時間が短くなってしまったことが反省点としてある。オープンキャンパスや学校のサイト、教授の著書などを閲覧しながら決定した。自分自身、公認心理師をとることのみを目標としていたため、研究計画書の内容を考えるうちに、自身がこの研究を本当に続けたいのか?と迷ってしまうことも多かった。ただ、大学院生に相談した際に、臨床を行いたい場合大学院での研究計画が将来の選択の幅を狭めることはないと言っていただき、現時点での興味に絞って研究計画書を完成させた。
試験科目と苦手だった小論文
試験内容は、英語、専門科目、小論文、面接であった。英語が得意科目であり、心理学分野の英文読解については比較的抵抗なく取り組むことができた。一方で、小論文は最も苦手意識の強い科目であった。心理学部出身でないため基礎知識が十分でない上、設問の意図を正確に読み取り、限られた字数の中で論理的にまとめることに難しさを感じていた。
科目別の学習方法と過去問演習
学習は基本的にKALSの教材を中心に進め、加えて志望校教員の著書や論文を読み込むことで、専門分野への理解を深めるよう心がけた。英語については、KALSの教材を用いて心理学の単語の学習や長文読解の演習を行い、心理学特有の表現や論文構造に慣れることを重視した。専門科目については、自身で用語ノートを作成し、アウトプット中心の学習方法になるように心がけた。小論文対策では、まず「何を書けばよいかわからない」という状態からのスタートであったが、KALSの小論文講座や過去問を活用することで、解答の骨子を理解することができ、問いに対して過不足なく答えること、根拠を明確に示すことを意識できるようになり、文章構成が安定していったと感じている。また、実際に受験してみて一番重要だと感じたのは、過去問対策である。受験校によって出題の形式、問題の傾向はかなり異なるため、もっと早くから過去問演習を行えばよかったと後悔している。自身は心理学専攻でなかったこともあり、学習がひと段落してから過去問に取り組むべきだと考えすぎていて、過去問演習に取り組むのが1ヶ月前になってしまった。完璧に理解していないタイミングからでも過去問演習を行うことで、勉強するべき点がかなり明確になると感じた。
学習時間の確保と研究計画書のブラッシュアップ
本格的に勉強時間を確保するようになったのは3月頃からであり、1日あたりおおよそ4時間程度を目安に学習を行っていた。通信課程の課題提出や試験と重なる時期もあり、計画通りに進まないこともあったが、学習を完全に止めないことを意識し、少しずつでも継続して行った。研究計画書の執筆も並行して行ったため、タイムスケジュールがかなりギリギリになってしまい、焦りも多かった。特に、テーマが決まって内容が固まってからも、文章の体裁を整えたり、参考文献の確認を行ったりと完成まで気が抜けなかった。研究計画書は、主にチューターカウンセリングを通してブラッシュアップした。客観的な意見やアドバイス、参考文献の探し方を教えていただくことができ、大きな助けとなった。また、定期的にみてもらう機会を設けることで、課題をギリギリまで取っておきがちな自身としては、進捗管理の上でもとても重要であった。また、個別指導で研究計画書と志望大学院の適合について豊富な経験と知識からアドバイスいただけるのもKALSだからこそであったと感じる。
KALSのサポートで役立ったもの
学習を進める中で不安や停滞感を覚える時期もあったが、チューターカウンセリングを利用することで、自身の状況を客観的に整理することができた。また、過去問が豊富に用意されていたことは、試験形式や難易度を把握する上で大きな助けとなった。受験校に迷った際はいろいろな大学院の過去問をみながら自分にあったところを探した。さらに、合格体験記や受験の体験記が豊富にあり、面接の対策では大変役立った。大学院入試は情報が非常に重要になるため、アクセスできる情報が多いことや、受験対策を一人で抱え込まずに済んだ点は、KALSを利用した大きな利点であると感じている。
今後の展望とこれから目指す方へ
今後は、大学院で公認心理師、臨床心理師の資格取得をし、将来的には産業の領域で臨床を行いたいと考えている。そのためにも、大学院のカリキュラムの中で実践と理論の双方を深めていきたい。大学院進学を目指す過程は決して容易ではなかったが、限られた条件の中でも、適切な環境と支援を活用することで前進できると実感した。本体験記が、これから心理系大学院を目指す方々にとって、進路を考える一助となれば幸いである。
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