- 作成日 2026/6/12
大学編入試験では多くの大学で英語が課され、配点の比重も高いため、英語の仕上がりが合否に大きく影響します。だからこそ、早い段階で「自分の志望先がどの形式で英語を課すのか」を把握することが対策の第一歩になります。
英語の課し方は、TOEIC・英検などの外部スコアを利用する方式と、大学が独自に作成する英語試験を課す方式に大きく分かれます。どちらに当たるかで準備の進め方が変わるため、ここを取り違えると対策の方向がずれてしまいます。
本記事では、編入試験で英語が重視される理由、外部スコアと大学独自試験の違い、各試験の目安と学習開始時期、そして英語が苦手な場合の戦略を、結論ベースで整理します。これから対策を始める方が全体像をつかむための内容です。
編入試験で英語が重視される理由
結論として、英語は多くの大学の編入試験で課される中心科目であり、配点の比重も高いため、合否を左右しやすい科目だからです。専門科目とあわせて、英語の出来が合格ラインに直結します。
編入は2年次・3年次から大学に入り直す制度であり、入学後は英語の論文や文献を読む場面が増えます。そのため大学側は、専門分野を学ぶ土台として「英語を読み解く力」を備えているかを重視します。英語が課される背景には、こうした入学後を見据えた評価の意図があります。
また、英語は専門科目に比べて学習の成果が積み上がりやすく、早く始めた人ほど有利になりやすい科目です。逆に直前期に慌てて対策しても伸ばしにくいため、計画的に取り組む価値が大きいといえます。
編入制度そのものの全体像は、大学編入とは? で解説しています。
外部スコア利用と大学独自試験の違い
結論として、英語の課し方は「外部スコア利用型」と「大学独自試験型」に分かれ、どちらに当たるかで準備の進め方が大きく変わります。まずは両者の違いを整理します。
| 観点 | 外部スコア利用型 | 大学独自試験型 |
|---|---|---|
| 評価対象 | TOEIC・英検などのスコア | 当日の英語試験の答案 |
| 準備の軸 | 出願までにスコアを用意する | 読解・和訳・英作文などの記述力 |
| 時間の使い方 | 早めに受験し計画的にスコアを伸ばす | 専門に関わる文章の読解に慣れる |
外部スコア利用型では、出願時点までに規定のスコアを用意しておく必要があります。試験は複数回実施されるため、早めに受け始めて少しずつスコアを伸ばしていく計画が立てやすいのが特徴です。
一方、大学独自試験型では、当日その場で英文を読み解き、和訳や英作文で解答する力が求められます。専門分野に関連した文章が出題されることもあり、読解と記述の両方を鍛える対策が中心になります。
なお、どちらの方式を採用するか、また両方を組み合わせるかは大学・年度によって異なります。志望先の最新の募集要項で、必ず確認してください。
各試験の目安と学習開始時期
結論として、英語は「出願に間に合うように逆算して、できるだけ早く始める」のが基本です。代表的な試験ごとの特徴を整理します。
- TOEIC:ビジネス・日常英語が中心で、リスニングとリーディングを測る。試験回数が多く、スコアを計画的に伸ばしやすい
- 英検:読む・聞く・書く・話すを総合的に評価。級ごとに到達度が分かりやすく、目標を立てやすい
- 大学独自の英語試験:読解・和訳・英作文が中心。専門に関連した文章の読み慣れが重要になる
外部スコアは出願までに用意する必要があるため、複数回の受験を見込んで早めに着手するのが安全です。スコアは一度で目標に届かないこともあるため、時間に余裕をもって取り組むほど選択肢が広がります。
学習の土台となるのは、語彙・文法・読解の基礎です。これは外部スコア・大学独自試験のどちらにも共通して効くため、まずここを固めてから各試験の形式に合わせて仕上げていくと、無駄なく力が伸びます。
どの試験を利用できるか、求められる水準はどの程度かは、志望校の条件によって変わります。志望校を選ぶポイント もあわせて確認しておくと、対策の方向を定めやすくなります。
英語が苦手な場合の戦略
結論として、英語が苦手でも、基礎から段階的に積み上げ、早く始めれば十分に対応できます。やみくもに問題を解くのではなく、順序を意識することが大切です。
- 語彙と文法を先に固める:読解や英作文の土台になる。ここが曖昧なまま長文に進むと伸び悩みやすい
- 毎日少しずつ続ける:英語は短期集中より継続で伸びやすい。短時間でも途切れさせないことを優先する
- 得点しやすい形式から固める:外部スコアを利用できる場合は、計画的に受験してスコアを積み上げる
苦手意識がある場合ほど、早く始めて「間に合わない」状況を避けることが重要です。直前期に慌てて詰め込むより、基礎からの積み上げに時間を割いたほうが、結果的に近道になります。
英語と並行して、志望理由書や面接といった専門・出願対策も進める必要があります。各対策の進め方は、志望理由書対策 や 面接対策 のページも参考にしてください。
よくある質問
英語が得意ではないのですが、編入対策を始められますか?
始められます。英語は語彙・文法・読解の基礎から段階的に積み上げられる科目です。大切なのは早く着手し、毎日少しずつでも学習を継続することです。基礎を固めてから志望先の形式に合わせて仕上げていくと、無理なく力を伸ばせます。
TOEICと英検のどちらを優先すべきですか?
志望先がどの試験を利用できるかによって変わります。まずは募集要項で利用可能な試験を確認し、それに合わせて準備するのが基本です。どちらも語彙・文法・読解の基礎が土台になる点は共通しています。
外部スコアはいつまでに用意すればよいですか?
出願時点で必要になるため、それに間に合うよう逆算して準備します。スコアは一度で目標に届かないこともあるため、複数回の受験を見込んで早めに着手しておくと安心です。締切や有効期限は大学・年度により異なるため、募集要項でご確認ください。
制度・対策などのよくある質問は、大学編入(文系)のよくあるご質問 にまとめています。
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※試験内容・制度は大学や年度により異なります。最新は各大学の募集要項でご確認ください。
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