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大分大学 医学部 合格体験記 

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大分大学 医学部 合格体験記合格

25歳、男性。私立大学薬学部卒業。 学部時代の臨床実習の経験を通じて、医学部受験を決意。大学卒業と同時に2022年4月からKALSに入校し、本格的に受験勉強開始。2023年8月に大分大学に合格。

1.プロフィール

あいさつ

目を通していただき、ありがとうございます。この体験記が何かの参考になれば幸いです。特に同じ境遇の学部生の方には共感できる部分もあるのではないかと思います。

医学部編入、学士編入に至るまでの経歴

大学5年次の薬局病院実務実習での経験がきっかけ。実習前は、所属していた研究室で予防医学について研究していたので、将来は予防医学に関連した企業に進むつもりであった。しかし、臨床実習を通じて医師の専門性の高さに魅力を感じ、医師への志望が強くなった。同時に、予防医学にも精通した医師になりたいと受験を決意し、薬学の知識を最大限に活かせる学士編入を選択した。

受験先と受験結果

2023年度(上から受験順)

大学名 受験者数(人) 一次(筆記) 二次(面接) 合格枠(人) 結果
鹿児島 239 × 10 不合格(追加待ち)
大分 246 〇(書類も突破) 10 合格
愛媛 82 辞退 5 辞退
群馬 212 × 15 不合格
滋賀医 265 × 15 不合格(追加待ち)

進学先と進学先を選んだ理由

大分大学に進学

2.勉強方法

KALSに入学した時期・選んだ理由・受講内容

2022年4月に通学講座を選択、基礎+完成+実戦コース
他にトップレベル生命科学、集団討論、志望理由書添削をオプションで選択

志望校を選んだ時期・理由

選んだ時期は2023年3月、選び方は受けられる限り受ける、いわゆるパチンコ戦法。
受験科目は4科目型であったが、2科目型も視野に入れていた。
当初は10校受ける予定であったが、結局5校となった。予定では、上記に表記した大学の他に、島根・山口・琉球・長崎・秋田を検討していた。
これから受験校を悩まれる方は、とにかく数多く受けることを一つの戦略としてお勧めする。理由は大きく二つある。一つは、編入試験はそもそも間口が狭いので、その上で志望校を絞るのは得策ではないから。二つ目は、受けた人の方が合格有無に限らず受験に必要な総合的な実力が向上するから。編入は、学力だけでなく志望理由書や面接なども重要な項目であるため、これらを実践的に身に着けていくことをお勧めする。
また、受験に慣れる意味でお試し受験もお勧めする。実際に私は、2022年に福井大学を受験した。その経験もあり、2023年の受験時にはスムーズに進めることができた。

入試までに勉強した科目

生命科学、英語、物理、化学、統計を勉強していた。物理化学は高校レベルまでであった。但し、化学は大学でも専攻していたため、大学レベルの受験も考えていた(島根など)

各科目の勉強方法(授業の利用法、使用教材など各科目ごと)

まず、どの科目にも共通する部分は「繰り返すこと」。KALSで頂いたテキストをマスターすることが、合格への一番の近道である。追記して科目ごとに以下に述べる。
① 生命科学
基礎完成実戦のすべてのシリーズにおいて、勉強方法は一緒であった。一連の流れを記述する。
1,ビデオ授業を視聴(倍速)、ノートもすべて取る
2,改めて自分で学習(その講の内容を理解するまでやる、大体半日~1日かかる)
3,次の日に復習(ワークブック、確認テストも含めて)
4,ライブ授業前日に改めて復習
5,ライブ授業参加(ノートは事前に書き取った部分に追加する形のため、授業を聞くことに専念できる、復習のつもりで臨んだ)
6,次の日に再び復習
このサイクルを全ての講で取り組んだ。これによりこの時点で少なくとも3周程度テキストを繰り返したことになる。また、復習テストの度に出題範囲を再復習することになるので十分な学習効果が期待できる。実際に復習テスト、模試では合格ラインと言われる偏差値60以上をほぼ上回った結果だった。
KALSで頂いたテキスト以外には国家試験で使用した青本を使っていた。青本は導入に非常に使えるので、持っている方には強くオススメする。
② 英語
英語も生命科学と同様の勉強法であった。ライブ授業には復習のつもりで参加することで医学英語に慣れた。
これから受験する方にはTOEIC、TOEFLの勉強を真剣に取り組むことをお伝えしたい。理由として、英語の外部検定試験(TOEIC、TOEFLなど)を採用した大学が増えているからである。スコアを足切りとして使用する大学であれば、それに備えればよい。しかし受験の点数の一つに割り当てられる場合は、スコア次第で受験前から大きな差ができてしまう。実際に私はスコアの差によって受験を諦めた大学もあった。また、これらの勉強も十分に医学英語に繋がっていくので、強くオススメする。
単語はターゲット1900、KALSで頂いた医学単語帳、テキストにでてきた単語の3種類で主に学習した。
③ 物理、化学、統計
基礎シリーズで提供されるテキストを生命科学と同様のやり方で学習した。さらにKALSの講師から教えていただいた、演習用の問題集「エクセル物理、化学」をそれぞれ購入し学習した。
統計はKALSで頂いたテキストのみで学習し、十分に実力が身についた。
④ 小論文演習
小論文は非常に重要であり、かつ面接にも影響するのでしっかり学習することをお勧めする。小論演習を通じて医学的、医療的な部分について広く触れることができるため、効率的な学習効果が期待できる。また、ビデオとライブ授業で講師が異なるため、同じテーマでも異なった視点の解説を学習できるので、刺激的でありモチベーションにもつながる。

KALS模試等成績

偏差値で示す。復習テスト、中間テスト、実力テストでは生命科学は平均60~65、英語55~60、物理化学60以上の結果となった。

Ⅰ.第一回模試

科目 生命科学 英語 二科目総合
偏差値 63.6 59.7 63.4
順位 17 34 22

受験者数 203

Ⅱ.第二回模試

科目 生命科学 物理・化学 三科目総合
偏差値 65.3 70.7 71.4
順位 10 3 3

受験者数 153 94 94

1日の勉強時間、時間を確保するための工夫

週2~3日でバイトはしていたものの、基本勉強専念であった。1日の勉強時間は平均10時間程度。合格までに4800時間程度要した。

家族の反応

全面的に応援してもらった。また、合格時には親戚一同で喜んでくれた。受験期間中、友人との連絡はけじめとして絶っていたため、家族の支えが本当に嬉しく、心強かった。

スランプの有無とその克服法

合格までスランプは無かった。しかし、合格と同時に力が抜け、友人にも報告していたので飲みや旅行に行ってしまった。このスランプに対しては、飲みや旅行を気分転換として「切り替え」を意識することで、勉強に再び集中した。

面接対策について

面接は面接官との相性が大きい(短時間の中でアピールをしなきゃいけない)。つまり、「運」の要素が大きい。しかし、「運」の部分を最小限にすることはできる。その取り組みを以下に述べる。
・過去質問の回答準備
・受ける大学について(HPやパンフレット等)
・興味のある研究室の教授の名前、業績
・受ける大学の都道府県事情(知事、ニュース、医療)

3.その他

編入合格に必要な要素

「覚悟」
間口が狭く、かつ受験層のレベルが高いため、その中で自分が突破できるビジョンを思い描けるかが重要である。したがって、今後困難な状況になった場合もこの覚悟を改めて認識することを一つの解として提示したい。

謝辞

KALSの皆様、家族があったからこそ合格を頂けたと思っております。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。