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山口大学 医学部 合格体験記 

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24年 山口大学(医学部)合格者 合格体験記

27歳、男性。国立大学医学部保健学科卒業。大学院在学時に医学部受験を決意。2023年4月からKALSで受講開始。仕事と両立をしながら2024年11月に山口大学に合格。

1. プロフィール

医学部編入、学士編入に至るまでの経歴

高校卒業後、予備校で3浪→地方国立大(保健学)→大学院(作業療法学)

受験先と受験結果

書類 筆記 面接
大分大学 ×
愛媛大学 ×
山口大学

医学部編入、学士編入を志したきっかけ・時期

浪人時は医学科を志望していました。しかし、勉強が手につかなくなり医学科受験を断念。それでも医療に関わりたいと思い作業療法士の道に進みました。大学院で研究しつつ、作業療法士として神経発達症児をみてきたなかで、正確な診断がないことで適切な配慮が受けられない子どもが多いことが分かりました。そこで正確な診断ができる医師の必要性を痛感し、再度医師になることを決意しました。

2. 勉強方法

KALSを選んだ理由

学士編入について調べた時に最初に目に入ったのがKALSでした。合格実績をみてKALSしかないと思いました。また、河合塾ということで信頼できると感じ、実際に「オンライン個別受講相談会」を受けてKALSを選びました。

受講内容

基礎+完成+実戦コース
個別面接対策

志望校を選んだ時期・理由

2023年内には、おおまかな志望校を決めていました。最終目標を山口大学に定め、それまでに一定間隔で受験していきたいと考え、さらに試験科目や受験資格を満たすTOEICの点数がとれているかを考慮して上記の3大学に絞りました。

入試までに勉強した科目

・生命科学
・英語
・物理(高校範囲まで)
・化学(高校範囲まで)
・確率統計
・小論文

得意科目・不得意科目

得意科目:生命科学
不得意科目:化学

各科目の勉強法

生命科学

高校では生物基礎しか履修せず、大学では生命科学に関連した講義はありましたが意味も考えず暗記でやり過ごしてきました。ほとんど0からのスタートでした。この科目がどの大学を受験するにしても1番重要になると考えていたので、約半年かけて基礎シリーズの講義を理解できるまで何度も見返しました。年が明けてから、少しずつ完成シリーズに取りかかり、山口大学の1次試験(9月)までになんとか実戦シリーズを1周しました。全体を通して、とにかく講義の内容を理解するように努めました。板書だけでは復習時に行き詰まったので、井出先生が話す内容もノートにとって、講義の流れが再現できるように復習しました。確認テストも活用して講評までしっかり読み込みました。ワークブックもやりたいと考えていましたが、ほとんど手は付けられませんでした。オンライン講座だったので、周りに学士編入学試験を受けようとしている同志がおらず不安は大きかったです。しかし、大分大学の筆記試験を受けてみて井出先生の講義をこのまま受けていけば大丈夫だ、という確信が持てたのでそこからさらに勉強のギアを上げることができました。 【反省】要項集を読み始めるのが遅かった。手元に届いたときから読み進めておけばよかった。

英語

大学院に入ってからKALSを受け始めるまでの間に、浪人時に使っていた教材で文法だけ復習していました。まずは、医学英文法の受講とTOEICの勉強を並行して行いました。TOEIC対策として、「公式問題集」、「金のフレーズ」、「特急シリーズ」、「シス単」を使いました。2024年3月までTOEIC対策を行い、同年5月から医学英語演習を受講し始めました。受験が終わるまでほぼ毎日、KALSの「単語リスト」を見て単語を覚えるようにしました。 【反省】TOEICの点数が伸びず、受験校が狭まってしまった。TOEICやTOEFLの対策は早めにしておけばよかった。

物理

2023年10月くらいから受講を開始し、2024年9月までに2周しました。チューターさんからオススメされた「物理のエッセンス」は、あまり継続できなかったため講義のテキストだけをやり込みました。

化学

2023年10月くらいから受講を開始し、2024年9月までに2周しました。チューターさんからオススメされた「化学 基礎問題精講」は講義と並行して使っていました。もともと苦手とする科目だったので、無機化学はほとんど手をつけず、それ以外の講義の内容とテキストの問題だけをしっかり押さえるように意識して勉強しました。

確率統計

大学院で少しだけ統計について学んでいましたが、途中から内容が難しいと感じるようになり、全体の半分までしか受講できませんでした。

小論文

2024年3月から受講開始しました。小論文の書き方から、医学的に重要なテーマについての知識、さらに自身の将来の医師像につながるヒントまで、多くのことが学べました。小論文を書いて提出するのは大変でしたが、得られることが非常に多いため毎回楽しみながら受講できました。

全体的に受講のペースが遅かったですが、9月の山口大学までに間に合えばいい、という気持ちで焦らず勉強しました。

不得意科目攻略のために特に工夫したこと

講義の内容とテキストの問題だけ理解するようにして、同じ問題が出た時に必ず解けるようにすればいい、と考えてやりました。実際、試験本番で全く同じ問題がでたときは嬉しかったです。

エール

どこの大学にもあてはまると思いますが、山口大学でも実戦シリーズの内容が出題されます。実戦シリーズまで勉強されることを強くお勧めします。
私は勉強をするなかで、「焦らないこと」と「楽しむこと」を常に意識しました。もともとの性格のせいか「焦ること」は、ほとんどなかったですが、勉強を「楽しむこと」には苦労しました。長時間勉強すると疲れますし、大分や愛媛大学が不合格だった時は相当落ち込みました。ただ、これまでの人生で今ほど明確な目標と長期間の努力をしたことはなかったので(継続していけば、どこまで行けるのかしら)と考え、楽しもうとしていました。とはいえ、なかなか勉強に集中できない時期もありました。そのような時は運動したり、近くの植物園に行ったりして気分転換をしていました。
最後になりますが、サポートしてくれる人がいることを意識することは、勉強の活力になると思います。
私の受験に対する考え方や体験、そして勉強法が、皆様にとって最適なものとは限りません。ただ、少しでも前に進むきっかけになれば幸甚です。