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長崎大学 医学部 合格体験記 

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24年 長崎大学(医学部)合格者 合格体験記

20代、女性。私立大学文学部卒業。就職活動を機に医師になりたいという思いが再燃し、医学部受験を決意。2021年10月に入塾し、2022年4月から本格的に受験勉強を開始。大学卒業後も受験勉強に専念し2024年10月長崎大学に合格。

1.プロフィール

学士編入を志したきっかけ・時期

大学3年生の就職活動を機に自分が将来何をしたいのか考える機会が増え、様々な業界を見て回ったがピンとくるものがありませんでした。専門性の高い職につきたいという思いもあり、幼少期に憧れていた医師にもう一度挑戦しようと考えるようになりました。

学士編入に至るまでの経歴

大学時代はドイツ文学を専攻しており、大学受験時も私立しか考えていなかったので理系とは程遠い人生を送っていました。生物は高校時代に触れたものの、ミトコンドリアとキラーT細胞の2単語しか覚えておらず、英語は文系ですが、正直全く得意ではなかったです(笑)

受験先と受験結果

筆記 面接 進学先
旭川医科(2023) ×
鹿児島(以下2024) ×
長崎
琉球 ×
金沢 ×

2.勉強方法

志望校の選択

今から物理や化学をやっても理系の方には敵わないと思い、生命科学と英語の2科目のみを勉強していました。なので、受験校は2科目で受験できる大学に絞り、チャンスを増やすために受験できる大学は片端から受けるようにしました。

入試までに勉強した科目

・生命科学
・英語
・スタンダード化学(生命科学を勉強する一助になるのではないかと考え、受講していました。)
・小論文

各科目の勉強法

理系の方と真っ向勝負できるように生命科学を得意科目にしたいという思いがあったので、基本的には生命科学に全振りしていました。テキストやワークブックは第◯講の大問△にはこういう内容が書いてあったと思い出せるようになるまでやり込みました。過去問は基本的に解かず、制限時間と大問の数や形式といった大まかな情報だけ得るために見ていた程度です。過去問よりもテキストやワークブックで漏れがないかを確認する方が大切だと思います。

生命科学

1.予習
配信されている動画を見る。初めて見た時は内容がさっぱり頭に入ってこず、内容の理解と板書などに4~5時間はかかっていたと思います。先生がされる雑談までメモするようにしていました。
2. 対面の授業を受ける
この際、もう一回板書を取るようにしていました。
3.復習
当然ですが、復習に最も時間をかけていました。1.と2.で取った板書を見比べて1.の方で不足しているものがあれば書き足すようにしていました。板書を見ながら先生になったつもりで授業内容を声に出し、少しでも引っ掛かりがあったり、疑問が生じたらその部分だけ動画を見直したり、参考書で調べるようにしていました。確認テストは毎回必ず受けていました(もちろん満点目指して)。
復習テストや中間テストなどのテスト前はテスト範囲の確認テストを再度解くのとワークブックをやりました。間違えた問題はルーズリーフに書き出したり、先生の解説を読み込んで理解した上で解答を再現できるようにしたりして復習していました。

英語

英語の勉強はTOEICをメインにやっていました。850点を目標に設定し、期限は受験が本格化する前の4月いっぱいまでと定めていました。(達成できなくてもそれ以上はTOEICに時間を割かず、生命科学の勉強に時間を割こうと考えていました。英語よりも生命科学を勉強した方が編入試験では有利になるからです。)
0.英単語
大学受験時に使っていた単語帳を範囲決めて毎日必ず見るようにしていました(30分以内)。KALSで配布された単語帳は電車の移動時間に見るようにしていました。英単語は本当にしっかりやるべきだと思います。
1.KALS
基礎と完成を受講しました。基礎は2周復習して、完成は復習の際に音読(英語読んでその場で和訳する)をしていました。完成も2周ほど復習したと思います。
2.TOEIC
市販の参考書を買ってそれを試験当日までにやり込むようにしていました。
使用した参考書:TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問(本番前は毎回最低3周)、はじめてのTOEICL&Rテスト全パート総合対策、公式問題集
3.スコア:TOEIC(L&R)855点、TOEFL67点

小論文

完成を受講したのみです。最初は何から書けばいいのか、何を書けばいいのか全く分からなかったので模範解答をがっつり見てから書いていました。予習が雑な分、復習に力を入れ、完成の受講が終了してからは手をつけていませんでした。長崎の2次試験では小論文が課せられていたので、1次合格から2次試験までの10日間でテキストを3周やって本番に臨みました。

1日の勉強時間

8~10時間
KALSが開いている日は基本的にKALSへ行って勉強するようにしていました。(家だと気づいたら冷蔵庫開けて食べ物を探していたので)お昼は食べずに8時間やってから帰宅。家では基本的に単語帳を見たり、暗記をしたりしかしていませんでしたが、KALSでその日決めていたノルマを終わらせることができていなかった場合は帰宅してからそれを消化するようにしていました。

校内テストの成績

生命科学は5位以内に入ることを常に目標にしていました。そうすれば、合格するのに必要とよく言われている偏差値60は自然と超えると思います。生命科学で勝負したい方は偏差値65を目指すことをオススメしたいです。

生命科学

テスト 点数(平均点) 偏差値 順位
実戦中間 61(42.7) 63.0 2~4/44
実戦実力 85(47.2) 69.6 1/84
トップレベルゼミ① 59(42.5) 60.5 2~3/20
トップレベルゼミ② 32(36.5) 47.4 11~13/20
トップレベルゼミ③ 61(35,1) 67.1 2/19
トップレベルゼミ④ 32(36.2) 46.8 11~15/19
トップレベルゼミ⑤ 67(37.9) 69.4 1/19
公開模試① 141/200(70.5) 70.0 4/167

英語

一つしかデータがなくて申し訳ありません。この結果を見て希望を捨てずに頑張っていただければと思います。

テスト 点数(平均点) 偏差値 順位
公開模試① 39(40.1) 49.1 86/156

おすすめの参考書

多くのものには手を出さないようにしていました。英語も生命科学も基本はテキストとワークブックしか使っていませんでした。生命科学のテキストの巻頭に井出先生おすすめの参考書が書いてあるので、その中から一冊自分にあったものを選び、調べ物をする際に利用するようにしました。他は一切手を出していません。※基本的にKALSで配布されたテキストのみ!

スランプ克服法

スランプに陥ることはあまりなかったのですが、どうしても勉強に対してやる気が起きない日はありました。そういった日はKALSに行っても時間を決めて早めに帰宅したり、思い切って何もしないようにしたりしていました。また、月に1~2回は日曜日に友人とKALSで1日自習した後に会っていました。

3.その他

受験を通じて感じたこと

私は2023年度試験で旭川医科大学の2次試験まで進んだものの、結果不合格だったという経験があります。この一件で、やはり1次試験の点数が最終合格に大きく影響するということを実感しました。(2次で挽回することはほぼほぼ不可能だと思います。)
これから受験される皆様には1次試験で上位に入れる学力を身につけることを意識して勉強することおすすめしたいです。
また、KALSで友人を作ることもおすすめしたいです。当初、誰とも話さずに受験生活を送ろうと考えていましたが、受験先で声を掛けていただいたのをきっかけに何人かのKALS生と話をするようになりました。これが今思えば、私のすごく大きな支えになっていたと思います。情報交換の観点からも同じ志を持った仲間を作ることは学士編入試験において大切になってくると考えます。

これから医学部編入を目指す方へのエール

KALSのカリキュラムを信じて、先生やチューターの皆さんのアドバイスを参考に学力を伸ばしていけば、私のようなド文系出身者でも合格できます!あくまでも一個人の意見ですが、私は井出先生に褒めていただきたくて、お話できる口実が欲しくていつも生命科学の勉強を頑張っていました。自分自身の医師になりたいという夢のために努力するのはもちろんのことですが、なんでもいいので何か心の支えを作っておくといいかもしれません。成績が伸び悩んだり、合格が出なかったりと上手くいかない時も多々あるかとは思いますが、時には息抜きしつつ、最後まで受験勉強頑張ってください!心より応援しております。