24年 大分大学(医学部)合格者 合格体験記
21歳、女性。私立大学文系学部卒業見込み。大学3年の夏に医学部受験を決意。2023年8月から本格的に受験勉強を開始。大学に通いながら2024年8月大分大学に合格。
1.プロフィール
医学部編入、学士編入に至るまでの経歴
私立大学文系学部に通いながら、大学3年生の夏にKALSに入校し勉強を開始し1年後に合格を頂きました。
受験先と受験結果
受験先 | 1次試験 | 2次試験 | 3次試験 |
---|---|---|---|
東京科学大学 | ×(筆記) | - | - |
鹿児島大学 | ○(筆記) | ×(面接) | - |
岡山大学 | ○(書類) | ×(筆記・面接) | - |
大分大学 | ○(書類) | ○(筆記) | ○(面接) |
金沢大学 | ○(書類) | ○(筆記) | ×(面接) |
進学先と進学先を選んだ理由
大分大学
医学部編入、学士編入を志したきっかけ・時期
高校時代に一度医学部を目指すものの、海外に在住しており大学受験のタイミングでコロナ禍に突入し国境が封鎖され日本に帰国することが困難で一般受験をできなかったため、内部進学で現在通う大学に進みました。在学中に医者をもう一度目指そうと思ったきっかけがあったことと、大学3年生の夏に就活を始めるタイミングでもう一度医学を学びたいと強く感じたため、学士編入試験受験を決意しました。
2.勉強方法
KALS に入学した時期・KALS を選んだ理由・受講内容
KALSには2023年8月下旬に入学しました。医学部学士編入試験を検索すると一番上に表示されること、大手であり過去問や面接などの情報が豊富にストックされていること、多くの医学部学士編入合格者のチューターが在籍していることが決め手でした。巷に情報が出回っていない医学部学士編入において、医学部関係の人脈がない私にとって情報入手源は最も重要で必要不可欠でした。また筆記試験合格に必要なカリキュラムがきちんと組まれていることも私にとっては有難く、大学に通う傍らで勉強計画を自分で立てるのは非常に手間でしたので、徹底的にKALSの講義やテキストをやり込むだけの状態で勉強に取り組めたのは非常に良かったと思っています。
受講内容は基礎・完成・実戦コースで完成と実戦コースから対面オプションを追加しました。(対面オプション追加したものの通学したのは4,5回でした)加えてトップレベルテストゼミ、面接対策、集団討論対策、志望理由書添削講座、テストバンク、第一回記述模試、第二回記述模試を利用しました。
志望校を選んだ時期・理由
志望校を選んだ時期は2023年8月、勉強を始めたタイミングでした。
文系学部出身であったこと、英語がそこそこできた(TOEFL80点台後半、TOEIC900点以上)ことから二科目型受験校を受けようと思いました。
入試までに勉強した科目
生命科学・英語・小論文
得意科目・不得意科目
得意科目:英語
不得意科目:生命科学
各科目の勉強法
生命科学
使用教材
・KALSで配られるテキスト
・基礎シリーズの補助教材としてセミナー高校生物
勉強法
予習⇨講義受講⇨復習の流れで基本的には進めていました。完成実戦に入ってからは復習に最も力を入れており、講義内容をまとめたノートを何も見なくても講義を1から再現してペラペラしゃべることができるようになるまで暗記を繰り返しました。
英語
使用教材
・KALSで配られるテキスト
・ターゲット1900
・TOEFL3800
・過去問
勉強法
KALSのテキストに載っている問題を解いて、自力で和訳していました。またKALSで配られる医学英単語のリストをAnkiにいれて毎日暗記しておりました。
小論文
使用教材
・KALSで配られるテキスト
勉強法
テキストの問題を解いては講義を見て添削していただくことを繰り返していました。
KALS 実力テスト、公開模試の目標設定、成績について
生命科学
テスト | 日付 | 点数 | 平均点 | 偏差値 |
---|---|---|---|---|
【基礎】生命科学復習テスト1 | 2023/08/31 | 77 | ||
【基礎】生命科学復習テスト2 | 2023/08/31 | 60 | ||
【基礎】生命科学復習テスト3 | 2023/10/14 | 74 | ||
生命科学基礎力判定テスト | 2023/10/28 | 76 | 70.5 | 52.7 |
【完成】生命科学中間テスト | 2023/12/09 | 67 | 59.7 | 55.1 |
生命科学実力テスト① | 2024/02/04 | 43 | 37.3 | 53.8 |
【実戦】生命科学中間テスト | 2024/03/17 | 29 | 42.7 | 40.3 |
生命科学実力テスト② | 2024/05/04 | 34 | 51.8 | 40.1 |
第1回公開記述模試生命科学 | 2024/04/26 | 84 | 70.5 | 53.8 |
第2回公開記述模試生命科学 | 2024/05/24 |
英語
テスト | 日付 | 点数 | 平均点 | 偏差値 |
---|---|---|---|---|
【基礎】英語復習テスト | 2023/09/17 | 65 | ||
英語基礎力判定テスト | 2023/10/28 | 66 | 60.4 | 53.3 |
英語実力テスト① | 2023/11/23 | 95 | 70.1 | 61.8 |
英語実力テスト② | 2024/03/03 | 55 | 61 | 45.3 |
第1回公開記述模試英語 | 2024/04/26 | 48 | 40.1 | 56.3 |
(黒塗りは失念、または会場受験していないため未記入)
不得意科目攻略のために特に工夫したこと
見るだけで覚えたと思いがちになるので、見るだけでなく白紙の状態から自らの口で説明できるようになるまで見ることを繰り返していました。
おすすめ図書とその利用法
面接や小論文対策として河合塾の「医学・医療概説」という本や「学生のための医療概論」という本を読みました。これらの本は面接や集団討論で話題になりそうなトピックについて書かれており、文系出身で医療への解像度が低かった私には非常に有用でした。
1日の勉強時間。また、勉強時間を確保するための工夫や苦労など
家では勉強できないタイプなので大学の図書館か家の近くのコワーキングスペースで勉強していました。朝9時には机に向かい始めて夜22時半まで座っているという生活でした。その間大学の授業や課題もこなしつつ勉強していました。2023年8月~翌年1月までは大学の勉強も忙しかったのであまり勉強していません。おそらく平均6時間/日です。2023年2月ごろから本腰を入れ始め1日7~12時間勉強するようになりました。計画立てて勉強していたのでその日のタスクが終われば早く終わらせるようにしていました。教科別の割合は生命科学7割英語2割小論文1割でした。
家族の反応など
受験をしたいことを伝えた時も受験中もずっと応援してくれました。受験生活を全面的にサポートしてもらえたことで私は大学の勉強と受験勉強のみに専念することができました.このような恵まれた環境において自らの夢を目指す努力ができたことに心から感謝しています.そして合格したときは自分事のように喜んでくれました。
スランプの有無とスランプ克服法
体調を崩してしまったり、大学の期末試験と重なったりして12月〜3月はまともに勉強できませんでした。そのためKALSの試験成績を見て貰えばわかりますが、生命科学の成績は散々なものでした。しかししっかり休養をとって4月から毎日ガッツリ勉強をしたところ徐々に成績は上がっていき、成績爆上がりを実感したのは5月後半でした。
スランプの克服法としてはとにかく反復すること、一日たりとも怠らないこと、色々な人に相談したりして改善点を探して行くことでした。とにかく継続あるのみです。量をこなすことで質も上がっていきます。
また実際に受験が始まり、筆記試験には通過したのに立て続けに最終面接に2校落ちてしまった時は流石に凹みましたが、面接に関してはご縁の要素も大きいのだろうなと自分に言い聞かせておりました.
その他、受験勉強を経験した感想など
私自身、大学受験を経ておらず、高校時代や大学では定期試験のテスト期間を数週間だけの勉強期間で乗り越えるという短期詰め込み型でやってきたので学士編入試験のような長期スパンでの試験勉強を行うのは初めてでした。そのためどのようなペースで勉強していいのかわからず、初手で詰め込みすぎて体調を崩し数ヶ月思うように勉強できなくなるという大失態を犯しましたので、ゆるゆるコツコツ勉強していくのが一番のキーなのかと思います。睡眠と食事を重視した受験勉強をおすすめいたします。また周りに自分と同じ境遇の人がおらず、大学のゼミの同期も皆就活を終えていたのでモチベーションを保つのが大変でした。そういった点ではKALSに来て同じ状況の人の姿を見たりチューターさんと面談することでモチベーションを保てたのは良かったのではないかと思います。
3.その他
これから医学部編入を目指す方へエール
不安になることが多い試験だと思います。ですが、自分が積み上げてきた努力だけは絶対に自信として自分の中に残り続けます。「人事を尽くして天命を待つ」自分が今できることを全力でやれば道は開けるはずです。みなさんが夢に向かって合格をつかまれるのを応援しております。