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秋田大学 医学部 合格体験記 

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24年 秋田大学 医学部学士編入試験合格者 合格体験記

20代、男性。国立大学医学部卒業。
学部・大学院の研究経験から医学科編入を決意。2024年3月に受験勉強を開始。研究活動・仕事と両立しながら2024年12月に秋田大学合格。

プロフィール

医学部編入、学士編入に至るまでの経歴

大学卒業後に大学院へ進学し、基礎医学研究に従事。
脳神経の研究をより発展させ、臨床に応用するために、医学科への編入を決意。

受験校と結果

秋田大学→最終合格
東京科学大学・岡山大学・浜松医科大学・富山大学→最終選考落選

進学先を選んだ理由

・脳神経に関して国内で最先端の研究が行われており、学部生の間にも研究を進められる
・在学中に海外のトップクラスの大学への留学が可能
・国公立大学の中で最も国家試験の合格率が高く、医学教育の質が高い
・キャンパスの立地や交通の便が良く、東京など他地方にも容易に移動できる

医学部編入、学士編入を志したきっかけ・時期

学部・大学院では神経発達障害や脳の神経メカニズムの研究をしていました。神経疾患には未解明のメカニズムが多いため、医師として臨床に携わりながら、その経験を生かした研究を行いたいと考えました。当初博士課程への進学を想定していたため、受験を決定したのは修士1年生の終わり頃です。

勉強方法

KALSに入学した時期・KALSを選んだ理由・受講内容

2024年2月
過去問や面接対策、チューター制度などの他ではない恩恵を受けられるため
実戦コース(生命科学・統計)

志望校を選んだ時期・理由

2024年3月
学部生の間から神経疾患の研究を進められる・研究に注力している大学を選びました

入試までに勉強した科目

生命科学
生物統計
英語
高校物理化学
大学教養の物理化学
集団討論
プレゼンテーション
個人面接
小論文

得意科目

個人面接
生命科学
生物統計
英語

各科目の勉強法

生命科学

予習→授業→ワークブックを基本に。問題の周回は解答の暗記になってしまうため、参考書を通読して知識の定着を確認。
テキスト→細胞の分子生物学、標準生理学、スタンフォード神経生物学、分子細胞免疫学、がん生物学

英語

TOEFLは特に対策はせず、95点で提出。TOEFLが点数化される大学は受験しなかったため、時間の消費を最小限に留めた。
基礎研究の論文は業務上読んでいたため、PubMedで臨床系の論文を中心にサーチして多読を行った。
一部の大学ではライティング試験が課されるため、過去問を参照してオリジナルのテンプレートを作成した。

面接

すべての大学で一貫した志望動機を提示した。
KALSの過去質問に対する想定回答と、大学の沿革や立地を踏まえた想定質問・回答を作成した。

KALS 実力テスト、公開模試の目標設定、成績について

未受験

不得意科目攻略のために特に工夫したこと

プレゼンテーションの対策として、同僚や家族、友人など様々なバックグラウンドを持つ人々に発表を聞いてもらい、フィードバックをもらった。面接官は大学教員なので、可能であれば大学関係者からフィードバックをもらえると非常に参考になる。

集団討論では、KALSの直前対策講座を利用した。筆記試験を突破したメンバーとともに討論を行い、先生やチューターからコメントをもらえるのでとても参考になった。対象者は受講を強くすすめる。

1日の勉強時間。また、勉強時間を確保するための工夫や苦労など

平日6時間、休日12時間
通勤時間、実験の合間の隙間時間などを活用して勉強を行っていました。
長期的な計画を考えると、あまり無理をして睡眠時間を削らない方がよいと思います。平日は最低限のノルマを決めて、休日に補填と追加の演習をしていました。

家族の反応など

医師も研究者も社会に貢献できる仕事なので、どちらを選ぶかは卒業後にまた改めて選べばいいと言ってくれた。

スランプの有無とスランプ克服法

研究や仕事と受験勉強を並行する場合、肉体的・精神的疲労で何も手につかないことがあると思います。後々の勉強時間を確保するために、自分は仕事を優先して行っていました。安心して勉強に取り組むためにも、本業は疎かにしない方がいいと思いました。

その他、受験勉強を経験した感想など

編入はとても狭き門なので、今年度不合格なら地元の国立大学を再受験しようと考えていました。結果的に志望大学から合格をもらい、協力いただいた多くの方々にも祝福いただけて安心しています。小論文や面接対策を通して現状の医療が抱える問題点や自分の志望理由・将来設計を改めて考えることができたので、とても有意義な時間でした。

その他

これから医学部編入を目指す方へエール

当初周囲に受験を告白する際は、まわりの人を動揺させてしまうのではないかと不安でしたが、実際は多くの人に応援してもらうことができました。また、なぜ再び医学部に入るのか、医師として何を成し遂げたいかについて何度も聞かれたため、志望動機を深く考えるきっかけにもなりました。わたしは受験を進める上で周囲からの精神的なサポートがとても大きいと感じたため、1人で抱え込まずにチューターや先生方などを含め、周囲の人から助力を得ることも大切だと思います。一人でも多くの方が理想を実現されることを願っています。