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鹿児島大学・群馬大学・大分大学 医学部 合格体験記 

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24年 鹿児島大学・群馬大学・大分大学(医学部)合格者 合格体験記

30代、女性。国立大学農学部修士卒。自身の遺伝性疾患の経験や親しい人の後押しもあり医学部受験を決意。2023年10月から仕事を辞めて本格的に受験勉強を開始。鹿児島大学(追加)、大分大学、群馬大学(地域枠)に合格。

1.プロフィール

医学部編入、学士編入に至るまでの経歴

国立大学農学部、大学院を卒業し、人材系の企業を複数社経験しました。医療業界とは全く縁はありませんでしたが、自身の遺伝性疾患の経験や親しい人の後押しもあり、受験を決意しました。

受験先と受験結果

受験校 書類 筆記 面接
岡山大学 ×
大分大学
鹿児島大学 〇(追加)
東京医科歯科大学 ×
名古屋大学 ×
神戸大学 ×
群馬大学(地域枠)

進学先と進学先を選んだ理由

鹿児島大学に進学予定です。理由は、立地と志望している診療科での取り組みに魅力を感じたからです。

医学部編入、学士編入を志したきっかけ・時期

自身の遺伝性疾患の経験や親しい人の後押しもあり、受験を決意しました。2023年10月に前職を退職し勉強に専念していました。

2.勉強方法

KALS に入学した時期・KALS を選んだ理由・受講内容

2023年7月頃に入学しました。過去に医学部に編入して現在医師として活躍されている知人にお話を伺ったところ、KALSを利用されていたとのことで入学を決意しました。主に生命科学、統計、小論文を中心に受講していました。

志望校を選んだ時期・理由

2024年3月頃には決めていました。仕事を辞めて勉強に専念していたため、なるべく筆記試験を多く突破できるように2科目型を中心に、4科目型も見据えて勉強計画を立てていました。

入試までに勉強した科目

生命科学、英語(TOEIC、TOEFL含め)、統計、化学、物理、小論文

得意科目・不得意科目

得意科目:生命科学、英語
不得意科目:物理、数学

各科目の勉強法

生命科学

KALSのテキスト中心に学習しました。基礎、完成、実戦シリーズのテキスト、ワークブックを3周程度ずつ学習しました。要項集は練習問題を3周程行い、本文は2周程読みました。確認テストは復習に非常に役に立ち、同じく3周程度繰り返し解くようにしていました。

英語

TOEICは最新の公式問題集と「TOEIC超上級単語特急暗黒のフレーズ」を使用し、950点を取得しました。TOEFLは同じく最新の公式問題集と「TOEFLテスト英単語超必須3500」を使用しました。加えてリスニング対策にNatureのポッドキャストを移動時間などに聞いていました。TOEFLは2023年9月に受験したため勉強時間があまりとれませんでしたが、なんとか84点を取得しました。その他にはNEJM等のジャーナルを累計30本程読み、東京医科歯科大学や神戸大学等独自の英語試験を課す大学の対策としました。

統計

KALSのテキストと「医療統計わかりません!!」を使用しました。

化学

高校化学はKALSのスタンダード化学と共通テスト過去問と重要問題集を使用しました。
大学レベルは島根大学の対策として東京化学同人の「有機化学演習」を使用しました。

物理

初学だったため、宇宙一わかりやすいシリーズを読みつつ、Try itの動画を視聴して理解を深めようと努めました。結局受験には実際には使いませんでしたが、苦手意識が強すぎ、受験に使えるレベルまでは到達していないと思います。

小論文

KALSのテキストと市販の「医学・医療概説(河合塾)」、「医系小論文頻出テーマ20(KADOKAWA)」を読んで対策をしました。小論文の対策はグループディスカッションがある大学や面接の対策にも役に立ちました。

KALS 実力テスト、公開模試の目標設定、成績について

公開模試(第1回)

生命科学 点数 131点/200点中
偏差値 67.2
順位 8位/167人中
英語 点数 64点/100点中
偏差値 69.1
順位 3位/156人中
2科目総合 点数 259点/400点中
偏差値 70.7
順位 2位/15人中

公開模試(第2回)

生物 点数 68点/200点中
偏差値 61.9
順位 16位/134人中
物理・化学 点数 51点/100点中
偏差値 59.7
順位 14位/90人中
2科目総合 点数 119点/200点中
偏差値 64.3
順位 7位/90人中

1日の勉強時間と勉強時間を確保するための工夫や苦労など

仕事を辞めて勉強に専念していたため、1日10時間程度コンスタントに勉強していました。リフレッシュのために毎週1日は好きなことをして勉強から離れる日を作っていました。勉強しかすることが無い生活は大学受験以来でなかなか慣れなかったので、毎日朝早めの同じ時間に起き規則正しい生活を送るよう工夫していました。

その他、受験勉強を経験した感想など

私は辞めて受験していたため、不合格だった場合に後がない、という焦りが大きく精神的につらいと感じることも多かったです。ですが、無事複数校から合格をいただくことができたので結果的にその選択は良かったと感じています。KALSはオンラインで受講していたため当初は受験仲間もおらず孤独に勉強していましたが、筆記試験や面接、グループディスカッション対策等を通じて受験仲間の友人ができ、精神的に支えられました。受験を通じて知り合えた方々には感謝しております。また、私の場合は受験した大学の筆記試験はすべて通過しましたが、最初は面接で苦戦しました。理系ではあるものの、就職後は医療と全く関係ない分野で仕事をしており、仕事のことや医師を目指す理由を簡潔にわかりやすく伝えることに苦労していました。そのため、まずは筆記試験を突破できる力を身に着けることが重要ですが、その後の面接も倍率が筆記試験と変わらないくらいあるため、十分すぎるくらい練習して対策をすることが大事だということを痛感しました。

3.その他

これから医学部編入を目指す方へエール

編入試験は大学入試と違ってバックグラウンドが受験生によってかなり異なるため、孤独感を感じたり周りの受験生と比較したりして精神的につらくなることも多いと思います。私も何度もくじけそうになりました。周りの受験生や合格者の良いと思うところはうまく真似をして自分のものにすることももちろん大事ですが、自分だけの強みは必ずあると思うので、是非受験を通じて自分ならではと思える強みを見つけていただきたいと思います。頑張っただけ結果はついてくると思いますので、皆様の努力が実るよう、応援しております!