24年 秋田大学 医学部学士編入試験合格者 合格体験記
22歳、男性。私立大学理工学部在学(3月卒業見込み)。
先天性の持病により経験したことをきっかけに理工学部に進学。しかし大学生活中で気持ちが変わり医学部受験を決意。2023年10月から本格的に受験勉強を開始。卒業研究と両立しながら2024年12月秋田大学追加合格。
プロフィール
医学部編入、学士編入を志したきっかけ・時期
私は先天性の心疾患があり、幼い頃から通院や入院をしてきました。そして通院や入院を通してさまざまな不安や恐怖を感じてきました。そのため、入院する前に薬や化学製品等で治すことでそういった精神的負担を軽減もしくは感じずにすむのではないかと考えました。その結果、薬や化学製品の開発などの研究ができる私立大学理工学部に進学しました。
しかし、大学生活中に狭心症などの病気に苦しむ家族を目の当たりにしました。その際私は何もできず、無力さを痛感しました。それゆえ間接的に医学に関わるのではなく、臨床現場で直接患者と接し、治療法の提案・患者の医療決定の支援をし、実際に治療したいという思いが強くなりました。そして治療法を確立し、患者の命を脅かす病気に対する不安や恐怖を軽くすることを実際に行えるのは医師しかできないと考え、医学部受験を決意しました。
受験先と受験結果
2024年度医学部編入学試験
大学名 | 一次 | 二次 |
---|---|---|
筑波大学 | 不合格 | 1回の試験のみ |
群馬大学 | 不合格 | ― |
秋田大学 | 合格 | 追加合格 |
奈良県立医科大学 | 辞退 | ― |
勉強方法
KALSに入学した時期・KALSを選んだ理由・受講内容
医学部編入学試験において最も有名な塾がKALSと聞いたことから、私は2023年10月に入学しました。高校・大学において生物を勉強していたことから、完成・実戦コースを受講しました。
志望校を選んだ時期・理由
私は遅い時期から勉強したため、2024年度は科目数を絞って受けようと思いました。そして大学の校風や実績、受験日程などを考慮して2024年の2-3月あたりで受験校を決めました。
入試までに勉強した科目
生物・英語・小論文・統計を勉強しました。しかし、大学での研究生活が忙しく、あまり勉強時間がとれなかったのが現状です。
各科目の勉強法
生物
大学でも生物の勉強をしていたため、KALSの動画を復習として用いていました。また隙間時間に1問1答を読み、毎日生物に関わるようにしてました。そして私自身が、生物が好きなため要項集を積極的に読み、理解度を深めていました。
英語
英語のテキスト以外に何か解いたりはしてませんでした。その代わり研究で英語の論文を読む機会が多かったため、勉強も兼ねて積極的に論文を読んでいました。
小論文
勉強したことがなかったため、KALSの動画を見て勉強しました。小論文を書くにあたっての背景知識をノートにまとめたりし、自分の頭の中でそのお題における背景を思い浮かべられるようにしました。そして試験までにこの問題が来たらこう答えようみたいにある程度自分の意見を決めてました。
統計
大学でも統計を勉強していましたが、あまり理解ができていなかったため、KALSの動画ではただ問題を解くのではなく、その検定の意味や式の意味など内容理解を重点に勉強しました。
おすすめ図書
「いちばんやさしい生理学」 加藤尚志・南沢享監修
生理学における基礎的内容を図として理解するために用いました。生理学初心者の方・内容をおおまかに理解したい方におすすめです。
受験勉強を経験した感想
群馬大学が不合格となったときはだいぶ落ち込みました。手応え的にも自信があり、2次にむけて面接の練習もしていた分、ショックでした。しかし、自分の中で3日落ち込んでそれ以降から切り替えるという方法にしたら意外と乗り切れました。
その他
これから医学部編入を目指す方へエール
私は遅い時期からの受験勉強開始だったり、勉強時間の確保が難しかったりなどがあり、不安になるときもありましたが、諦めずに自分が出せる全力を勉強に費やしたところ、合格をつかみ取ることができました。これから試験を受ける方も諦めずにやりきってください、応援してます!