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富山大学・福井大学 医学部 合格体験記 

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24年 富山大学・福井大学 医学部学士編入試験合格者 合格体験記

20代後半、女性。私立大学大学院修了(文系・言語学系)。
自身の患者家族としての経験から医師として発達障害診療に携わりたいと考え、医学部受験を決意。2023年5月から本格的に受験勉強を開始。 仕事と並行しながら 2024年11月福井大学と富山大学に合格。

プロフィール

これまでの経歴

私立大学国際教養学部を卒業後、大学院に進学。大学院修了後、外資系コンサルティング会社にてITコンサルタントとして勤務。2023年5月にKALSに入塾し、受験勉強を開始。

受験先と受験結果

仕事をしながらの受験であったこと、英語が得意であったことから、2科目型の大学を中心に出願しました。受験校を数校に絞ることも検討しましたが、編入試験では筆記試験の出題傾向が年によって変わる大学も多いこと、面接形式や面接官との相性が様々であったことを考えると、受験校を増やしてよかったと思います。

書類 筆記 面接
鹿児島大学 - ×
東京科学大学 - ×
長崎大学 - × -
琉球大学 - ×
金沢大学 ×
福井大学
富山大学 - ◎(進学先)

医学部編入、学士編入を志したきっかけ

親戚に医師がおり、医師という職業は幼少期からの憧れでした。大学受験の際に一度医師の道を諦めたことがありましたが、発達障害を抱える家族と向き合う中で思いが再燃し、編入試験に挑戦することにしました。

KALSを選んだ理由・受講内容

文系出身で生命科学が初学だったため、基礎からカリキュラムがしっかりと組まれているKALSを選びました。また、編入試験に関する情報が集まっている点も決め手になりました。

受講講座は以下の通りです。
・2024対応 基礎+完成+実戦コース
・志望理由書個別指導
・トップレベルテストゼミ
・個人面接対策
・集団面接対策

勉強方法

各科目の勉強法

生命科学

基礎~実戦シリーズ受講期間:
毎回の授業では、①授業を聞く→②まとめノートを作成して情報整理→③復習(暗記+ワークブック)→④確認テストで理解を確認 のサイクルを回していました。まとめノートを作成する際には、ただ板書を写す作業を行うのではなく、板書以外の先生の説明内容も含めて体系的に整理し、理解を深めるようにしていました。また、わからないところは些細なことでも授業動画を見返したりネットで調べたりしてわかるようになるまで勉強していました。復習テストや中間/実力テストを勉強のマイルストーンとして考えており、各テストの前にまとめノートを用いた復習とワークブックを2~3周程度解いて準備するようにしていました。

受験直前期:
要項集とワークブックを完璧に仕上げることを目標に勉強をしていました。
要項集は3月ごろから読み込みを開始しました。各章の後ろにある確認問題の解答を空で言えるようになるまで見直していました。また、解答を見てもピンとこない内容は、過去のまとめノートを遡ったり授業を聞き直したりして理解を深め、知識が定着していない領域がないよう復習を心がけていました。1周だけでは全体の3~4割程度しか内容が定着しなかったため、一番受験時期が早かった鹿児島大学を受験した時点で約3周、最終的には5~6周したと思います。
ワークブックも、要項集同様、内容が定着するまで何周もしていました。毎度問題を解いた後は理解度を〇△×で評価し、ワークブック内に記入していました。〇がついた問題は時間があるときに見直す程度にし、△×がついた問題を中心に解きなおして〇になるよう集中して勉強することで、限られた時間でも効率的に勉強できるよう心がけていました。鹿児島大学を受験したタイミングでは、完成シリーズのワークブックが約5周、実戦シリーズが2.5周程度していました。最終的には、完成シリーズは6~7周、実戦シリーズも5周程度していたと思います。
また、隙間時間を使って用語問題集にも取り組みました。お風呂や電車内等で手軽に勉強でき、かつ抜け落ちていた知識を補填できたのでやってよかったと思います。

英語

受験を決意して数か月後にTOEFLを受験しました。TOEFL受験後は生命科学の勉強で手一杯で英語にほとんど手をつけられておらず焦っていましたが、KALSの模試で安定して高得点を取得することができていたため、割り切ってKALSの単語集を覚えることに専念し、長文は受験直前期のみ勉強しました。英単語の暗記はAnkiとQuizletというアプリを使っていました。長文は、編入試験の過去問やPubMedからダウンロードした論文を読むことで対策していました。おすすめ図書に挙げている本をベースに医療統計の勉強をしたのも役立ちました。

小論文

もともとは小論文まで勉強する予定はなかったのですが、これまで小論文を書いたことがなかったことから、受験直前に不安にかられ、少しだけ勉強をしました。授業をすべて受けきることはできませんでしたが、授業や添削を通じて小論文の型を理解するよう努めました。また、小論文では出題されるトピックに対する知識も重要だと感じていたため、小論文のテキストや自分で購入した小論文対策の本で取り上げられたトピックを読み込み、医療課題や対応策を頭に入れるようにしていました。実際、準備していたトピックがそのまま出題されたこともあり、やってよかったと思います。

面接対策

チューターの方々に本番を想定した面接練習を何度か行っていただきました。想定問答集を作成し、どの角度から質問が来ても答えられるように準備していました。面接で不合格が続いた原因としては、①自分のやりたいことと大学の特徴がマッチしていなかった ②本番で緊張しすぎて余裕のなさが全面に出てしまっていたの2点だと思います。合格した大学はプレゼンベースでの面接で、仕事で人前でプレゼンをする機会が多かったことから比較的リラックスして臨むことができたことが合格できた要因の一つかなと思います。

KALSテスト成績

偏差値を一部参照することができず、中途半端な状態になってしまい申し訳ありません。
英語は偏差値60越え、生命科学は概ね偏差値55~60程度、勉強が間に合わず50前半のときもあったと記憶しております。

英語 生命科学
基礎復習テスト① - 61
基礎復習テスト② - 60
基礎復習テスト③ - 34
基礎力判定テスト 78 88 (58.7)
完成中間テスト - 56
実力テスト① 93 47
実戦中間テスト - 勉強が間に合わずかなり後になってから受験&自己採点したため省略
実力テスト② - 64
トップレベルテストゼミ① - 59 (60.5)
トップレベルテストゼミ② - 46 (55.5)
トップレベルテストゼミ③ - 39 (52.6)
トップレベルテストゼミ④ - 46 (57.5)
トップレベルテストゼミ⑤ - 47

1日の勉強時間

平日:
仕事終わりは疲れてあまり勉強に集中できなかったため、始業前にカフェに行って勉強時間を確保していました。勉強し始めのときは30分~1時間程度しか勉強時間を確保することができませんでしたが、徐々に勉強時間を増やして直前期は毎朝3時間程度勉強し、余裕があれば終業後も1~2時間程度勉強していました。

休日:
最初は6~8時間程度、直前期は10時間程度勉強していました。

途中、体調不良や長期出張等でまとまった勉強時間を確保できない時期もありましたが、5分でもいいから毎日生命科学に触れることを意識し、かつ年末年始やゴールデンウィーク等の長期休みに集中して勉強に取り組むことでどうにか受験に間に合わせました。

おすすめ図書とその利用法

医療統計対策:
・「医療統計」わかりません! !
・わかってきたかも「医療統計」…だけど論文読めません!!

小論文対策:
・書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20

その他

これから医学部編入を目指す方へのエール

合格するまでは出口の見えない状況が続き、不安に飲み込まれそうになることもあるかと思います。私自身も、模試で成果がでなかったとき、仕事との両立がうまくできなくなってきたとき、面接で不合格が続いたときなど、様々な場面で精神的に不安定になり、受験自体を諦めてしまいそうになったこともありました。それでも、チューターの方々から励ましの言葉をいただき、勉強を続けることでなんとか最後に合格をいただくことができました。努力が実り、最終合格をいただいたときの感動は今でも忘れられません。自分を信じて、最後まで諦めずに頑張ってください!心より応援しております!

最後に

今回の合格は、私一人の力では決してつかみ取ることができませんでした。毎度のわかりやすい授業や丁寧なフィードバックで合格まで導いてくださった井出先生、自信をなくして落ち込んでいたときに励ましてくださったチューターの方々をはじめ、多方面から温かくご支援いただいたKALSの皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。