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税理士志望の大学院入試 面接対策|科目免除志望の伝え方 コラム 

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  •  作成日 2026/6/12

税理士の「税法」科目免除をめざす大学院入試では、研究計画書とあわせて面接が課されることが一般的です。そして面接で多くの受験生が身構えるのが、「結局は科目免除が目的なのでは?」という問いです。

この問いに、取り繕った答えは通用しません。面接官が見ているのは、免除という結果の先にある「あなたがどんな税理士になりたいのか」「研究にどう向き合うのか」という姿勢だからです。ここがぶれていると、どんなに準備しても説得力を欠いてしまいます。

本記事では、面接で問われやすい論点への向き合い方を、答え方の方針・キャリアビジョン・研究計画書との一貫性・立場による違いに分けて整理します。これから面接準備を始める方が、軸を定めるための内容です。

「科目免除が目的か」への答え方

結論として、この問いには「免除は否定しないが、それは手段であって、本当の目的は研究と将来のキャリアにある」という軸で答えるのが基本です。

免除を目的にしていること自体を隠したり、強く否定したりする必要はありません。不自然に取り繕うと、かえって信頼を損ねます。大切なのは、免除を入り口としつつ、その先に「税法を研究したい理由」や「目指す税理士像」があると、筋道立てて示すことです。

避けたい答え方と、望ましい答え方を整理すると次のようになります。

観点 避けたい答え方 望ましい答え方
免除への姿勢 目的ではないと強く否定する 手段として正直に認める
研究への言及 触れない・あいまいにする 研究したいテーマと理由を語る
将来像 資格取得で話が終わる 取得後にどう活かすかまで描く

免除という「結果」だけで話を終えず、研究と将来像まで一続きで語れるかどうかが分かれ目です。面接対策の進め方は 面接対策 でも扱っています。

キャリアビジョンの語り方

結論として、キャリアビジョンは「税理士になりたい」で止めず、その先の「どんな税理士として、誰に何を提供したいか」まで具体化して語ることが説得力につながります。

面接官は、資格取得をゴールにしている人ではなく、資格を取った先を見据えている人に将来性を感じます。たとえば「相続の分野で個人の悩みに寄り添いたい」「中小企業の経営を税務の面から支えたい」など、関心のある領域や対象を具体的に示すと、輪郭がはっきりします。

ポイントは、そのビジョンが研究テーマと自然につながっていることです。研究で扱いたい分野と、将来力を入れたい領域が重なっていれば、「だからこの研究をするのだ」という説明に一貫性が生まれます。

壮大さは必要ありません。等身大でかまわないので、自分の経験や関心に根ざした、自分の言葉で語れるビジョンを準備しておくことが大切です。

研究計画書との一貫性

結論として、面接は研究計画書と切り離された場ではなく、計画書の内容を口頭で確かめる場です。両者の主張が食い違わないことが、何よりも重要になります。

面接官は、提出された研究計画書を読んだうえで質問します。計画書に書いたテーマや問題意識と、面接で話す内容がずれていると、「本当に自分で考えたのか」という疑問を招きかねません。逆に、両者が一致していれば、それだけで信頼につながります。

一貫性を保つために、次の3点を準備段階で確認しておくとよいでしょう。

  • 研究テーマを一文で言えるか:計画書の問いを、口頭でも簡潔に説明できる状態にしておく
  • なぜそのテーマかを語れるか:関心の出発点や問題意識を、計画書と同じ筋で説明する
  • 将来像と結びつけられるか:研究の先にあるキャリアビジョンまで一続きで語れるようにする

計画書・キャリア・面接での発言を一本の線でつなぐことが、説得力の土台になります。テーマ設定そのものは 大学院で税法を研究する もあわせてご覧ください。

社会人と新卒で異なる将来像の説き方

結論として、将来像の語り方は立場によって強みが異なります。社会人は経験を、新卒は学びへの意欲を軸に据えると、それぞれの説得力が生きます。

立場 軸にすると効く強み
社会人 実務で抱いた問題意識を研究テーマに結びつける
新卒 学びへの意欲と、これから築くキャリアの方向性

社会人の方は、これまでの仕事で感じた疑問や課題が、そのまま研究の動機になります。「実務でこういう場面に直面し、深く理解したいと思った」という流れは、経験に裏打ちされた説得力を持ちます。実務とテーマを結びつけて語るのが効果的です。

新卒の方は、実務経験がないことを引け目に感じる必要はありません。なぜ税法に関心を持ったのか、これからどんな税理士を目指したいのかという「これから」への意欲を、自分の経験や学びに引きつけて語れば十分に伝わります。

いずれの場合も、背伸びして他人の言葉を借りるのではなく、自分の立場で正直に語ることが、最も強い説得力になります。

よくある質問

「科目免除が目的」と正直に言ってもよいのでしょうか?

免除を目指していること自体は、隠す必要も否定する必要もありません。大切なのは、それを手段と位置づけ、研究や将来のキャリアという目的まで筋道立てて語ることです。正直さと、その先のビジョンの両方を示すことを意識します。

将来像がまだ明確に固まっていません。どうすればよいですか?

壮大なビジョンである必要はありません。関心のある税目や、力になりたい対象など、等身大の方向性で十分です。まずは研究テーマと結びつく範囲で「どんな分野に関わりたいか」を言葉にしてみることから始めるとよいでしょう。

面接と研究計画書は、どの程度そろえるべきですか?

研究テーマや問題意識といった核の部分は、計画書と面接で一致させておくことが重要です。表現を丸暗記する必要はありませんが、同じ筋で説明できる状態にしておくと、一貫性が伝わり信頼につながります。

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※本記事は一般的な面接対策の解説です。制度の詳細・要件は変更される場合があります。最新は各大学・国税庁等の公式情報でご確認ください。

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