はじめよう。まだ、未来は変えられる。

金沢大学 医学部合格体験記

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24年 金沢大学 医学部学士編入試験合格者 合格体験記

27歳、男性。私立大学健康科学部卒業。
自身のスポーツ傷害に苦しんだ経験や、学校現場で怪我に苦しむ生徒と接してきた経験を通じて、医師として病気や怪我に苦しむ方々を支えたいと考えるようになった。23年3月に仕事を退職し、同年4月受験勉強を開始。24年11月13日金沢大学最終合格。

プロフィール

医学部編入に至るまでの経歴

私は、スポーツ推薦で進学していたため、受験経験が全くなく、医学部編入試験が人生初の入試でした。部活動中心の学生生活を送り、ほとんど勉強をしたことがなく、受験勉強にあたり、最初に購入したテキストは『中学1年生の英語』。。。巷では、「勉強ぜんぜんやってこなかったので、、、」という受験生も散見されますが、「いやいや、めっちゃやってきてるやーーーん」と思いながら勉強していました。。。受験生断トツ最下位からのスタートでした。

受験校と結果

【令和7年度第2年次編入学試験】

受験校 筆記 面接 進学先
鹿児島 ×
長崎 ×
琉球 ×
金沢(地域枠)
旭川医科 辞退

勉強方法

受講までの流れ

生命科学

□テキスト
1周目:全体像を把握する。
2周目:暗記箇所を整理する。
3周目:1.2周目の内容を記述できる(以降再現度を高める)。

□ワークブック
1周目:問題の概要を掴む。
2周目:井出先生の解説を理解する。⇒ワークブックで最も重要視
3周目:解答を再現できる(以降再現度を高める)。
☆基礎シリーズのワークブックを蔑ろにする方が多いですが、基礎シリーズの内容理解+完成・実戦シリーズへのスムーズな移行のために、最も重要なステップだと考えています。
校内テストの成績が振るわない方は今すぐ着手すべし!

□要項集
テキスト・ワークブックの内容理解。本格的に活用したのは、実戦シリーズ受講後。
要項集を理解したつもりになるより、テキスト・ワークブックの完璧な理解が先決!

□確認テスト
正解とならない選択肢の根拠が理解できているかまで確認。

□用語問題集
一周のみ。用語の暗記ツールとしては使用していない。
用語の説明問題(例:20字以内で答えよ)の練習として使用。

英語

毎講、映像授業を受ける+復習⇒対面授業を受ける、の流れで、KALSのカリキュラムに沿って、基礎シリーズ・完成シリーズともに受講。

KALSテスト成績 (24年度実施試験対応)

生命科学

日付 テスト名 点数 偏差値 平均点 順位
7/8 基礎シリーズ復習テスト① 76 61.3 57.8 4~6/38
8/5 基礎シリーズ復習テスト② 64 65.2 40.4 2~4/29
10/14 基礎シリーズ復習テスト③ 42 48.6 44.2 19~21/38
10/28 基礎力判定テスト 94 61.6 70.5 8/82
12/9 完成シリーズ中間テスト 73 59.3 59.7 8~10/50
2/4 実力テスト① 67 69.7 37.3 2~4/101
3/17※ 実戦シリーズ中間テスト 49 54.5 42.7 15~22/44
5/4 実力テスト② 70 61.8 47.2 11/84
4/28 トップレベルテストゼミ① 50 55.4 42.5 5~6/20
5/12 トップレベルテストゼミ② 40 52.0 36.5 8/20
5/19※ トップレベルテストゼミ③ 55 63.2 35.1 3/20
5/26 トップレベルテストゼミ④ 44 55.9 36.2 6~7/20
6/2 トップレベルテストゼミ⑤ 57 62.7 37.9 3~4/19
4/9※ 公開模試① 138 69.2 70.5 5/167
5/10※ 公開模試② 74 65.9 50.4 4/133

※自宅受験、それ以外は全て新宿校受験。

英語

日付 テスト名 点数 偏差値 平均点
9/17※ 基礎シリーズ復習テスト 68
10/28 基礎力判定テスト 51 44.6 60.4
11/25 実力テスト① 59 45.7 68.5
3/3 実力テスト② 58 47.4 61.1
4/9※ 公開模試① 40 49.9 40.1

2科目

日付 テスト名 点数 偏差値 平均点
11/25 実力テスト① 126 57.0 105.6
3/3 実力テスト② 128 57.5 109.2
4/9※ 公開模試① 218 62.7 152.6

外部試験【TOEIC】

日付 TOTAL Reading Listening
2/25 765 355 410

外部試験【TOEFL】

日付 TOTAL Reading Listening Speaking Writing
5/11 57 16 9 15 17

KALSテストの目標設定

上述の通り、生物は当然のごとく初学。残念ながら、英語もほとんど初学(中学英語も理解できないレベル)、、、からのスタートでした。KALS入校(23年4月)までに、何とか高校英語レベルまでは終わらせたいと思い、退職数カ月前から英語の勉強を始めました。と言っても、仕事の隙間時間に独学で勉強した程度でしたので、KALSの基礎シリーズ(英語)もさっぱりチンプンカンプンでした。 ということで、「生命科学は受験生トップレベル。英語は出願要件を満たす。」ことを目標にしました。最近では、英語の筆記試験を独自に課す大学は少なく、且つ配点もかなり低いため、最終合格のために英語の学力を高めることの必要性を感じなかったことも、この目標を立てた理由の1つです。具体的な生命科学の到達目標としては、『偏差値70、最低でも65』です。偏差値60が1つの目安とされていますが、校内テストを受験しているうちに、偏差値60はあくまでも2科目型受験生(英語もできる方)の目標ラインであり、生命科学を武器にするには十分な水準ではないと感じ、このような目標を設定していました。

目標達成のための具体的な取り組み

生命科学の勉強を進める上で重要視していたことは、『理解』することです。範囲が膨大な試 験なので、理屈を理解しなければ容量が足りません。また当日の試験では、自分の持っている知識の範疇外の問題も多く出題されます。それは、それだけの膨大な知識が要求されるということではなく、「持っている知識をいかにして活用し、どのようにして考察するか」の力が試されているということだと思います。基礎・完成・実戦シリーズ全ての内容を理解することは大変です。それはそれは、大変も大変です。なので、完璧に理解すれば武器になります。折れずにやり続けられる方は少ないです。KALS以外のテキストは必要ありません!井出先生のお言葉を一言一句残さず記憶し理解してください。雑談のように思えるお話にも意味があります!!そうすれば勝手に「偏差値65」レベルの学力が定着し、生命科学が武器になります。そうなれば、必ず必ず合格できます。

受験校の選択

講師の方々やチューターの皆様から、「受験可能な大学は全て受験する」というお話がされているかと思いますが、私もそうするべきだと感じています。私は、①生命科学の難易度が高い②生命科学の配点が高い、大学を受験校にしました。が、実際にはいきなり物理・化学が出題されたり、、、例年考察問題が出題されていたのに今年は考察問題が出題されずに、しかもほとんどが選択問題であったり、、、ということもありました。問題との相性は運です。相性の良い問題と遭遇する確率を高めるには、数多く受験するほかありません。そもそも、自分に相性の良い問題がなにか分からない場合は、KALS校内テストの成績を分析してください。校内テストは、井出先生はじめ多くの先生方による、選りすぐりの傑作です。分析すれば、必ず傾向が浮き彫りになります。ちなみに私は、①記述量が多い②考察問題が多い、テストで偏差値が高かったので、上記の受験校選択をしました。そのためにも、校内テストは入試本番のつもりで受験すべし!

受験校の対策

上述の通り傾向が曖昧な試験なので、私は、ほとんど過去問を見ていません。入試直前に問題数や問題ごとの配点を確認し、当日どのようなペースで問題を解くかのイメージをした程度です。これは、過去問は重要ではないということではなく、それ以上にKALSの内容が重要であり、基礎・完成・実戦シリーズを完璧にしていれば、当日なんとかなる。各大学の対策よりそっちが先決である!ということです。

最終試験対策について

【面接試験】
面接試験対策で必要なことは、「その大学、地域について、なにより自分のこれまでとこれからについて」を徹底的に調べ尽くすことだと思っています。この際に、私が意識したことは、『本能にぶっ刺す』ことです。具体的な解決策を提示するよりも、「そんなことまで調べているんだ」と思ってもらえるかが大事だと思います。面接官のほとんどは教授であり、医療の専門家です。その方々を納得させることは不可能であり、その戦いは内容の希薄さを招きます。私は、「この子に医学を教えたい」と思わせることだけを考えていました。


【グループディスカッション】
 リーダーシップや協調性等々、ディスカッションを通して受験生のどのような能力を測っているのかは不透明ですが、私が実際に受験して感じたことは、受験生の能力を測る試験という  よりは、「本音」を探る手立てとなる試験であるということです。当然、コミュニケーション能力等のスキル面でのアピールは必須ですが、ディスカッション中に、自分の考えや経歴、武器をアピールすることが重要だと考えています。グループディスカッションは、面接試験と並列の試験ではなく、面接での口述に一貫性、必然性、説得性を持たせる試験として認識しています。

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