25年 鹿児島大学(医学部)合格者 合格体験記
24歳、男性。私立大学教育学部卒業。大学在学中にNPOで活動した際に、精神疾患によって十分な支援を受けられない方に医療的な介入が必要であると感じたことが受験の理由。2024年11月から勉強を開始し、2025年7月に鹿児島大学に合格。
合格体験記
1 プロフィール
受験したのは鹿児島大学、大分大学、東京科学大学の3校です。大分大学は書類で落ち、東京科学大学は筆記で落ちました。鹿児島大学に進学予定です。
2 勉強方法
医師になろうと決めたのは2024年の11月で、そこからすぐにKALSに申し込み、12月から通信で生命科学等を勉強しました。受講内容はコースを取り、実際に勉強したのは生命科学の基礎から実戦までとトップレベルゼミ、英語の基礎から完成までです。大学在学中は毎日10時間、4月に社会人になってからは朝7時から夜11時までは仕事か勉強しかしない、と決めていました。ただ、そんな完全にできたわけではないですし、3日くらい連続で勉強しないような日も月に1回くらいはありました。
志望校は、文系が受けられる大学を広く受けるつもりでしたが、鹿児島大学で合格をいただけたのでその時点で受験を終了しました。
KALSの実力テストでは、生命科学と英語ともに、3月ごろから偏差値60を安定的に取っていました。参考までに、第一回公開模試は生命科学の偏差値が67.7、英語は71.9でした。第二回公開模試では生物(生命科学)の偏差値は63.5でした。実戦テストや中間テスト、トップレベルゼミなどでは成績がいい時にはvery good、などと赤ペンで書いていただけるのですが、基本的には常に書いていただいていました。
ここからは生命科学と英語と志望理由の具体的な勉強方法について記載します。
まず生命科学に関しては、KALSのテキストとワークをひたすらやりました。逆に、それ以外は一切やっていません。最終的には、4〜5周くらいしたと思います。資料集も3周はやりました。僕が勉強で意識していたことを2点お伝えします。
1点目は、テキストやワークの1週目で完全な理解を目指さないことです。2周目や3周目になって、転写と翻訳の違いを初めて理解して、こんな人間が受かるのだろうか、と思ったことを鮮明に覚えています。生命科学は初めて学ぶ際にはかなり難解で複雑なので、1周目は5割くらいわかったらどんどん進んでいく形でいいです。周回を重ねて脳の負荷が下がってくると、それで初めて理解できることが多々あります。
2点目に、間違えたところだけを計画的に復習することです。僕が実際にやっていたのは、テキストやワークを演習して間違えた部分について、ノートにその日の日付と一緒に図を書いて整理し、計画的に復習していました。具体的には、カレンダーで日程を管理している方はそのまま実践していただければと思うのですが、まず毎日の夜に当日と前日の間違えたところをノートで復習します。次に水曜日と日曜日の夜に大きい復習を毎週します。水曜日には、①先週の木曜から日曜②先々週の木曜から日曜③5週間前の木曜から日曜に間違えたものをノートで全て復習します。日曜日には、①今週の月曜から水曜 ②先週の月曜から水曜 ③4週間前の月曜から水曜に間違えたものを全てノートで復習します。こうすると、間違えた当日、翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後、と段階的に復習できて、かなり定着します。井出先生との面談で、どうやってこの短期間でここまで成績を上げたのか、と聞かれて答えた内容が以上なので、ちょっと面倒ですが効果はあると思います。
英語に関しては、留学経験もあり、元々トフルが80点あったので、11月に少し勉強して100点を取りました。早めに処理して生命科学に集中できたことは非常に良かったと思います。ただ東京科学大学については、KALSの完成シリーズでは難易度が足りないので、早めに過去問をやり、natureやscienceなどを読んで対策することをお勧めします。
志望理由については、書き方が2パターンあると思っています。1パターン目は自分が医師としてやりたいことがあり、それを具体的にして、志望大学の特色となんとか結びつけるパターンです。僕はこれでした。AIに課金をしてリサーチ機能を開放すると、自分はこういうバックグラウンドでこういうことがしたい、と伝えるだけで、大学がある県や地域の医療計画、大学の医学部や大学病院の特色、また自分がやりたいことの国内外の事例などを英語の論文や大学のウェブサイトなどを全て調べて志望理由の文章として出してくれます。それがほぼそのまま使えるので、ぜひ課金して使うことをお勧めします。特に、自分がやりたいことの具体的なイメージがついていない方には海外の英語の論文に書いてあるような事例は非常に参考になるのでお勧めです。
2パターン目は、自分にやりたいことが明確になく、志望大学の医学部の特色の中から自分が興味を持てそうなものを選んで書く方法です。こちらの方法で合格されている方も知っていますので、どちらがいいということはなく、ご自身がやりやすい方で進めればいいと思います。大分大学が一番提出が早く、内容も汎用性があるため、大分大学の志望理由の作成から始めるといいと思います。
スランプの有無とスランプ克服法
文系の自分が6ヶ月で受かるわけがない、と思って泣きながら勉強していたりもしましたが、最終的には、自分がなぜ、誰のためにこの判断をしたのか、というところに尽きると思います。自分自身、今でもこの判断が正しかったかはわからないですし、それはこれから進んでいく中で決まっていくことだと思いますので、できるかどうかではなく、やってみたいと思うのであれば、辛くても挑戦することには意味があると思います。その上で、きつい、辛い、と思ったら1日休んだり、3日など連続で休んだり、ということもあっていいと思います。
3 その他
精神科において、訪問支援を中心とする24時間体制の医療システムの構築と制度化、またそれらを教育や福祉分野と接続し、精神疾患があることで十分な支援が受けられていない方々に支援を届けたいと思っています。
これから医学部編入を目指す方へエール
野球選手のイチローの言葉そのままですが、「できるかどうかで判断したら後悔が残る。やってみたいと思うならやってみたらいい。」その通りだと思います。できるかできないかはわからないですが、やりたいと思ったことに挑戦すること自体は間違いにはならないと思います。