25年 旭川医科大学(医学部)合格者 合格体験記
30代、女性。国立大学教育学部を卒業後、英語教員を経て、オーストラリアへワーキングホリデー&留学を行う。その最中で、母が病気となり、海外で働く夢を諦め、帰国。母の介護と向き合う中で、障害に関心を持ち、特別支援教員の免許を取得し、養護学校で勤務を開始する。好きだった英語の勉強も続け、KALS入校前には、「自分は机に長時間向かえるのか」ということを試したく、英検やTOEICの勉強を行っていた。
1.プロフィール
受験先と受験結果
| 大学 | 筆記 | 面接 |
|---|---|---|
| 鹿児島 | × | ― |
| 長崎 | ◯ | × |
| 旭川医科大学 | ◯ | ◎(進学先) |
進学先は旭川医科大学。地元である北海道へ貢献したいという思いと、2科目で勝負できるという理由から、旭川医科大学を第一志望に選択。本命校(10月)から逆算して、勉強ペースを維持するために鹿児島(6月)と長崎(8月)も受験。
医学部編入、学士編入を志したきっかけ・時期
発達障害や医療的ケアを必要とする子どもたちと日々関わる中で、次第に、教育だけでは支えきれない課題を強く意識するようになりました。現場経験を重ねるにつれ、より根本的な支援を行うためには医療の立場から関わる必要があると考えるようになりました。一度夢を諦めた経験から、「後悔のない選択をしたい。自身ができる子どもへの最大限の貢献は何か。」と考え、2024年4月より本格的に医学部編入試験への挑戦を開始しました。
2.勉強方法
KALS に入学した時期・選んだ理由・受講内容
・KALS入学:2024年4月
・KALSを選んだ理由:実績が圧倒的で、チューター制度に魅力を感じた。
・受講内容
基礎・完成・実戦シリーズ 確認テスト/各種テスト/模試2回
文系のためのミニマム数学
過去問対策講座(旭川)
個人面接対策講座
志望校を選んだ時期・理由
親の体調もあり、志望校は地元の旭川医科大学の一択でした。他にも、2025年の1月頃までにチューターに相談しながら、2科目で受験できるところを決めました。勉強ペースの維持、試験慣れ、自分の立ち位置を知るためにも受験しました。
入試までに勉強した科目
生命科学、英語、数学(文系のためのミニマム数学)
得意科目・不得意科目
得意科目:英語(英検1級、TOEC950を入校前に取得)
不得意科目:生命科学(特に計算分野)
各科目の勉強法
<生命科学>
2024年4月〜2025年3月頃
・実戦シリーズ終了までKALSの講義についていくのがやっと。復習は全くできず。
・井出先生の講義の一語一句をノートに取っていたが、時間がないことに気づき、完成からはやめる。通勤中の車では倍速で聞いていた。(既習講義のみ。)
・苦手な計算分野はおろそかにせず、ミニマム数学を追加受講して取り組む。(指数関数など)
・一問一答は即答できるレベルまで毎日行う。アプリAnkiで回す。
・確認テストやテストは必ず期日を守って提出する。
2025年4月
・志望校の傾向を把握する。(旭川の過去問講座受講/過去問3年分を入手)
2025年5月〜10月
・模試など全て終了し、基礎・完成のテキスト、ワークをひたすら復習する。
・質はわからないのでとにかく量をこなしたく、プリンターを購入し、テキストとワークは印刷して、書き込みながら演習を行う(1回)。理解が不明な箇所は細分化し、どこで躓いているか把握。2回目以降はスキャンしておいたテキストデータを用いて、間違えた問題のみ演習を行う。iPadのGood noteを使用し、瞬時に機序が出てくるか書き込みながら取り組む。何度も間違えるものはAnkiに入れ、解答をすぐに思い出せるまで時間を投下。
・計算問題や知識のまとめはChatGPTを活用。
・勉強開始から1年経って、点と点が繋がっていく感覚がありました。
<英語>
・単語リストはAnkiに入れ、毎日行う。
・KALS教材を一通り行った。
・後回しにしてしまったが、なんとか全て期日内に回答を提出した。
KALS 実力テスト・公開模試の目標設定
偏差値の目標は60でしたが、一度も届かず。順位よりも弱点把握を目的とし、結果は復習と学習計画の修正に活用。働きながらで、文系出身のため、他の受講生と同じ土俵ではないと割り切って、最後に追いつけばいいと考え、落ち込むのをやめようと努めていました。(正直しんどかったです。)
2025年実施(第1回)
| 生命科学 | 英語 | |
|---|---|---|
| 得点 | 83 | 49 |
| 偏差値 | 57 | 53 |
| 順位 | 38/159 | 47/143 |
2025年実施(第2回)
| 生命科学 | |
|---|---|
| 得点 | 60 |
| 偏差値 | 57 |
| 順位 | 33/132 |
不得意科目攻略のために工夫したこと
計算問題は「できなくて当たり前」と、自分へのハードルを下げて、繰り返し取り組んだ。理解できない点はどこで躓いているか細分化した。ChatGPTで数字を変えて演習を行った。
得意科目を伸ばすために工夫したこと
英語は医療系英単語が全くわからなかったので、Ankiで毎日繰り返す。例文をChatGPTで作成し、文脈の中で覚えるようにした。
おすすめ図書と利用法
KALS教材のみ使用。
1日の勉強時間・工夫
・平日:合計3〜5時間、休日:8〜12時間、アプリ「Studyplus」で可視化。
・合計時間は3,427時間でした。
・学習計画は年、月、週単位で作成し、何度も練り直しをしました。チューターにもみてもらいました。また、頭が冴えている仕事前と疲弊した仕事後で学習内容を分けていました。
<学習内容>
<平日の内訳>
出勤前:実験考察問題・計算問題
新規事項の復習
帰宅後:暗記・知識整理・英単語
出勤前 :2時間
通勤時間:40分(往復)
休憩時間:45分
帰宅後 :1〜3時間
環境にこだわり、家事は極力しないように家電に頼りました。お掃除ロボット、自動カーテン、食器洗浄機、ドラム式洗濯機を導入。また、誘惑物は目に触れないようにしました。(テレビ、ソファーなし。SNS休止、携帯は電源を切る。)友人には受かるまで会えないことを伝える。自炊もほとんどせず、惣菜や冷凍食品、外食に頼る。野菜とフルーツは摂るようにしていました。風邪予防も徹底しておりました。仕事は全力でやり、心残りがないように努め、勉強とのメリハリを持たせていました。
スランプと克服法
不安は常にありましたが、途中で辞める方が怖かったです。チューターへの相談が最大の助けでした。また、「合格していった方々はきっとみんな同じ思いをしてきている」と考えたり、「これを乗り越えられないと、医師になってからの困難も乗り越えられない」と思っていました。大きな山の頂上を目指すには、足元の一歩から始めないと辿り着けないと、日々の積み重ねを大切にするようにしていました。
受験勉強を経験した感想
何かに挑戦するにはゴールも大事ですが、その過程で得られる副産物はたくさんあると思っています。やはり、この戦いでも得たものはたくさんありました。さまざまな出会いや新たな考え方、また、自分の人生に真剣に向き合う大変貴重な期間でした。苦しい戦いの中でしか成長は得られないと実感しています。
3.その他
医学部へ編入するにあたっての抱負
小児医療を中心に、教育現場での経験を生かし、将来的には医療と教育をつなぐ役割を担える医師を目指したいと考えています。
これから医学部編入を目指す方へ
私は年齢や環境、これまでのバックグラウンドを不利に感じ、不満を言いたくなることが何度もありました。しかし、受験を通して痛感したのは、「変えられること」と「変えられないこと」ははっきり分かれているということです。変えられない現実に心をすり減らすよりも、変えられること、今この瞬間にできることに集中し、ただ愚直に積み重ねていく。その先にしか、合格への道はないのだと思います。
暗いトンネルの中を進んでいるような感覚は一年以上続きました。最終面接が終わってもなお、不安は合格発表の最後の瞬間まで消えることはありませんでした。社会人としての挑戦は、誰かに強制されたものではなく、いつでもやめることができる挑戦です。それでも「挑戦する」と決めたのは自分自身です。その選択そのものを、どうか大切にしてほしいと思います。
模試で高得点を取れないことはあるかもしれません。しかし、「諦めないこと」だけは、どんな状況でも自分で選ぶことができます。まずはやってみること、最後まで諦めないこと。その積み重ねが、結果につながると思っています。どうか自分を信じて、最後まで戦い抜いてください。一緒に納得のできる人生を歩んでいけるよう、頑張っていきましょう!応援しています!