25年 北海道大学・愛媛大学・高知大学(医学部)合格者 合格体験記
27歳、女性。私立大学理工学部卒業。家族の罹患経験や社会人として勤務する中での医学への学習欲の高まりから医学部受験を決意。2024年6月頃からKALSを受講し、受験勉強を開始。仕事と両立しながら2025年に北海道大学・愛媛大学・高知大学に合格。
プロフィール
医学部編入、学士編入に至るまでの経歴
大学では工学専攻 (応用物理分野) で修士課程まで修了し、その後、外資系戦略コンサルティング企業において、約2年間勤務。同企業に勤務しながら、約1年の準備期間を経て医学部学士編入試験を受験。
受験先と受験結果
高知大学・愛媛大学・北海道大学・浜松医科大学・群馬大学を受験し、高知大学・愛媛大学・北海道大学から最終合格をいただきました。浜松医科大学では一次試験は合格したものの、二次試験が北海道大学と日程重複のため辞退しました。群馬大学は一次試験で不合格となりました。
進学先とそこを選んだ理由
進学先は北海道大学としました。これまでの経歴・キャリアから医学・工学連携研究が盛んな大学を志望しており、特に同一キャンパス内に多様な学部が設置されている大学として北海道大学が魅力的であったためです。また、合格をいただいた中で唯一の旧帝国大学であったことも最終的な判断の決め手となりました。
医学部編入、学士編入を志したきっかけ
親族に医療従事者が多かったこともあり、幼少期より医学には高い関心がありました。そのような状況の中で、大学在学中に家族の病気の発症・新型コロナのパンデミック等に直面し、医学を詳しく学びたい・自ら治療に従事したいという思いが強くなったことが一つのきっかけです。また、その後社会人として働く中で、一生をかけて取り組みたい仕事は最終的には臨床医学であると考えが整理され、医学部編入学試験の受験を決意しました。再受験でなく学士編入を選択したのは、大学在学中の研究および社会人経験が特に学士編入学試験において強みとなると考えたためです。
勉強方法
KALSに入学した時期・選んだ理由・受講内容
KALSには2024年の6月頃に入学しました。医学部編入学試験の対策を行う際に一番の課題は受験の情報が少ないことです。最も効率的に情報を得るにはノウハウを蓄積している予備校に頼るしかないと考え、その中でもKALSは合格実績が圧倒的で信頼度が最も高かったため迷いなく選択しました。受講内容は四科目校受験に備えて総合コースを受講しました。
志望校を選んだ理由・時期
準備開始当初から、大学受験時の使用科目が物理・化学であったため、比較的アドバンテージのある四科目校を受験しようと考えていました。最終的な志望校もこの考えに沿ってほとんど四科目校に絞っています。
入試までに勉強した科目・得意科目・不得意科目
生命科学・物理・化学・数学を勉強しましたが、特に生命科学に重点を置き、物理・化学・数学は直前期にのみ勉強していました。また英語は普段の勤務の中で使用していたこともあり、特段、外部試験対策等の勉強は追加で行ってはいません。TOEICの前日に模試を一度通しで実施したのみでした。得意科目は大学在学中に最も高頻度に学習していた物理で、不得意科目はほとんど初修に近かった生命科学でした。
各科目の勉強法
生命科学:KALSの基礎・完成シリーズまでのオンライン授業を受講し、毎回のテストと演習をこなしたほか、1問1答用語問題集を数周こなしました。ほぼ初修であったため、基礎シリーズは最終的に2周受講し、残りの期間で完成シリーズに取り組みました。また、受講する中で基礎知識が圧倒的に不足していると実感し、用語問題集をスキャンして電子化、スマホやタブレット端末で閲覧できるようにして、通勤中やスキマ時間に少しずつ取り組んでいました。
物理:KALSの授業は受講できる環境にありましたが、準備期間に余裕がなく断念しました。受験直前期 (出願前後)に数研出版の「重要問題集」を2周ほど学習しました。高校範囲の問題集ではありましたが、特に力学や電磁気学は大学範囲の微分法的式などを使用した解法で縛って解くようにし、大学範囲の学習までなるべくカバーできるように工夫しました。受験が直近まで迫った時期にはマセマの「初めから学べる」シリーズで立式過程を追いながら大学範囲の知識を補完しました。
化学:物理同様に「重要問題集」を受験直前期に2周ほど学習しました。有機化学分野のみ、大学範囲の学習も行った方がよいと考え、講談社の「単位が取れる有機化学ノート」を学習しました。無機化学については、高校範囲の知識を暗記することを第一目標として、通勤中などスキマ時間にYoutubeで解説動画を視聴する・暗記事項をノートアプリに記録しチェックする等して学習を進めていました。
数学:物理・化学同様に数研出版の「重要問題集」を使用し、過去問出題範囲のみ学習しました。統計範囲については、KALSの確率・統計講座を時間の許す限り受講しました。
1日の勉強時間・勉強時間確保のために苦労したこと
受験期約3か月前まで:平日ほぼゼロ・ごくまれに2時間程度、土日で各最大3時間
受験期約3か月前から受験期まで:毎日最小3時間、最大10時間程度
受験期:平日土日とも各最大3時間 (土日については受験のない週のみ)
勉強時間の確保には非常に苦労しました。社会人として働いており、かつ勤務先も比較的勤務時間が長い業種であったため、準備開始当初は特に平日はほとんど勉強できていませんでした。受験期の3か月ほど前には仕事や受験準備の疲労と心労により体調を崩してしまいました。
スランプの有無
先述のとおり、受験期約3か月前の体調を崩したころがスランプ期間でした。特に生命科学において完成シリーズを進めようとしていたものの、授業内容を理解するのも困難で確認テストでは正答率が極めて低い状況に陥っていました。このスランプはKALSの受験アドバイザーの方に相談し、基礎がそもそも理解できていない・覚えるべき内容が頭に入っていないことが要因であると判断、基礎シリーズを一から復習することで克服しました。すべてにおいて基礎知識の理解と暗記は最も重要であると、心から実感した経験になりました。
その他
医学部へ編入するにあたっての抱負
将来は、腎臓関連や泌尿器の分野において、透析機器等の機械と人体のインターフェースについて研究・臨床応用に従事したいと考えています。これまで大学および大学院での研究活動において得た知識や研究スキル、社会人として働く中で得た経営に関する知識とスキルを活かし、産学連携も活用しながら新たな技術の臨床応用を推進することに尽力できればと思います。
これから医学部編入を目指す方へエール
再受験・学士編入のいずれにおいても医学部入学試験は決して簡単に通過できる関門ではありません。この合格体験記を読まれている皆さんはその事実も織り込み済みで、覚悟をもって取り組まれているものと思います。覚悟を強く持ちながら、では戦略的にどう受験に臨むか、積極的に他の方の力を使いながら考えていくことが重要です。受験準備ではどうしてもつらくなるとき、やめたくなるときがほぼ100%訪れます。その時に、まずは心を折らないこと、理性的に論理立てて何をすべきが考えること、これができれば合格に大きく近づくことができるはずです。何を学習するか・どう学習するか・どこを受けるのか、すべてが難しい判断の連続で正解はありませんが、KALSでの学習相談や授業の受講はそのヒントをもらう一つの強力な手段になります。皆さんの努力を心から応援しています!!